学び直しで注意すること 後編

高村 祐規子

合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。
「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」「ファイナンシャルプランナー」
法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻修了

<学び直しで注意すること>

前回、「どんなスキルや資格があればどれくらい給料が上がるのかを一発で知る方法があります!
また、どんな職種にも役立つ資格もあります!」と書きました。

1つ目は「求人を調べること」です。資格は「必ず必要」と「あれば尚可」みたいなのに分かれます。
見るポイントは「必ず必要」とされている求人と「尚可」とどちらが多いか。「尚可」が多ければ現実的にそんなに必要とされているわけではないと思ったほうがいいです。

ある一つの職種にこだわってスキルUPを目指していました、しかしいくらスキルを上げても希望どうりにいかないと相談されたことがあります。調べてみると彼女の希望職種は短期の非正規の求人しかありませんでした。
システムが進歩して他の社員でなんとかなってしまうということが現場では起きていました。

同じ職種でも業界や業種で給料は変わってきます。視野を広く持って見るポイントを絞ってまずは「求人」をなるべく多く見て見る目を養ってください。


2つ目は「語学」です。日本は輸出国です。しかも日本経済の成長は頭打ちです。そうなると海外がメインになります。
車も主力は海外市場ですよね。特にGAFAに代表されるようなIT関連は常に最新情報は海外からきます。
語学ができると選択肢も広がり年収UPも期待できます。

経理の事例ですが、国内系メーカーの経理にいた30代の女性ですが、いつか仕事で英語を使いたいとコツコツ勉強していました。
会社が希望退職を募集したのを機に外資系菓子メーカーに転職!年収は1.5倍になりました。(その菓子メーカーの裏話も色々教えてくれました(笑)

同じようにコツコツ英語を勉強していた金融系の一般職に勤務していた女性は「総合職になるか、派遣になるか」という選択を迫られたそうです。
総合職は全国転勤があるそうです。
彼女は両親が高齢なので断り退職しました。コツコツ勉強していた英語を活かせるようにと大手格付け会社を受けて無事合格!!
あきらめずに続けておいてよかったと言ってました。

アフターコロナで仕事やほしい人材がどう変わってくるか?自分の「できること」「やりたいこと」を書き出して、それが「求人情報」のなかでどのくらい価値があることなのかを客観的に見てみることも必要かと思います。

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