高村 祐規子
合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。 |
神楽坂女子倶楽部の高村です。最近、「学び直し」という言葉をよく聞きますよね。
私も48歳で大学院に入学して50歳の誕生日に卒業しました(偶然、卒業式が誕生日でした!)
女性専門のキャリアカウンセラーとして1万人以上の女性のキャリア相談&転職などにはかかわってきましたが
体系的な知識不足が気になってました。(GCDFというキャリアカウンセリングの資格は持っていますが)
そこで、大学院でキャリアについて専門的なことを学ぼうと思ったわけです。
最近、「学び直しのためにプログラミングを習おうかと思ってますがどう思いますか?」「会社で経理を担当してます。将来のために社労士の資格を取ろうかなと思ってます」等よく相談されます。
プログラミングは確かにできるようになれば、エンジニアとして高給が得られるでしょう。でも彼女はエンジニアになりたいわけでもなく、世間でプログラミングはこれから必要となるスキルだからできたほうがいいと言われているから。。という理由だけで専門学校に行く予定でした。
大事なのは「今までの仕事に新しいスキルをオンしたらどうなるか」「今までの仕事と全く違うことをやるなら事前に今後のシュミレーションをちゃんと考える」「費用と時間が割りに合うか」等をきちんと精査してから「学び直し」を考えることをお勧めします。
本気でエンジニアになるなら時間とお金を掛ける価値はあります。そうでなければなんのために学ぶのか?今はノーコードというものもあるしね。
社労士も人気があるから取っておこうということのようでしたが、倍率や試験内容も難しいし彼女の実務経験は経理を土台としたものなので、今迄のキャリアと資格が結びつかない典型的なパターンです。経理のキャリアがあるので、英語を学び外資系企業への転職や税理士、簿記1級などワンランク上の難易度資格を目指す。
実際にこのパターンで転職した女性達を見てきましたが、外資系に行った方は給料20%UP、税理士等難関資格を取られた方はCFO候補として異動しました。
このような話を聞くと「今の仕事と関係ない資格を取っても役立たないなんて当たり前じゃない!」と思うでしょ!!でもかなりの方がいざ自分事となると
この部分が見えなくなっちゃんです。。
「自分のできること」「やりたいこと」会社員の方はプラスで「会社が必要としている人材はどんな人?」を書き出し、そこに「学びたいこと」をプラスオンしたら
「どんなことができるようになるか」「それがこれから仕事に活きるスキルになるのか」。。。客観的に自分のことを見つめてみるということも必要ですね!
どんなスキルや資格があればどれくらい給料が上がるのかを一発で知る方法があります!また、どんな職種にも役立つ資格もあります!
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