Sleep Performance Company　（スリープ パフォーマンス カンパニー） 代表：小林　瑞穂　（こばやし　みずほ） 研修講師／薬剤師／睡眠改善シニアインストラクター（日本睡眠改善協議会）埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ５万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす！と確信を得る。 日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得（H29年3月現在）。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー　https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月～ｍｉｚｕｋｉ～　　  https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、ＴＶ出演等も行っている。 ＊著書：『できる大人の９割がやっている　得する睡眠法』（宝島社）

はじめに

毎朝目覚め爽快！ならば最高なのですが。どうも頭がはっきりしないなんとなくやる気が出ない朝や、プレッシャーで緊張状態のまま目覚める朝も働くカグジョ世代にはあるでしょう。
せめてそんな朝を一旦リセットかけて、出来る限り良いスタートが切れるような深呼吸マインドフルネス瞑想を2つご紹介します。

2つの深呼吸

意識は余計なことは考えず、自分の身体に集中。

（１）やる気アップ＆シャキッリを目指し、交感神経を活性化させる胸式深呼吸

1. 朝日をたっぷり浴びながら（冬は窓辺でOK！）足を広げてしっかりと立つ。
2. 肋骨の下のお腹両側辺りに手を置く。
3. 口から息を吐きながらお腹をひっこめる。お腹が引き締まるのを手の平でも感じる。
4. 鼻からゆっくりと朝の空気を吸い込む。肺の奥まで届くように胸を大きく膨らませる。
5. 胸郭が膨らみ切ったのを手のひらで意識する。一旦停止し、出来るだけゆっくり口から息を吐く。
6. 3回以上ゆっくり繰り返す。

（２）不安や緊張を解いて一旦リラックス、副交感神経を高める腹式深呼吸

1. 朝日をたっぷり浴びながら（冬は窓辺でOK！）足を広げてしっかりと立つ。
2. 下っ腹に両手を当てる。
3. 手のひらでお腹がへこんでいくのを感じながら、ゆっくりしっかりと息を吐きだす。
4. おへそを中心にしてお腹を大きく膨らませながら、ゆっくり鼻から吸う。
5. お腹が膨らみ切ったのを手のひらで意識する。一旦停止し、ゆっくりと出来るだけ長く口から息を吐く。
6. 3回以上ゆっくり繰り返す。

深呼吸は、健康法だけでなく、自律訓練法などの心理療法でも使われます。酸素をしっかり取り入れるだけでなく、自律神経を整える効果があります。
さらに、自分の体を手でしっかり感じる事、「今、ここ」を意識しながら行う深呼吸は、立派なマインドフルネス瞑想の一つと言えます。

まとめ

座禅を組んで意識を空にするのだけが瞑想ではありません。リフレッシュしたい・ガチガチを解きたい。そして良い一日のスタートを切りたい。意識を今ここだけに集中しながら行う深呼吸は簡単なマインドフルネス瞑想でもあるのです。
ほんの１，2分です。お天気の良い日には是非、朝時間に取り入れてみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆