こんにちは!
笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。
皆さん、なかなか晴れ間の見えない鬱陶しい梅雨空ですが、この連休はどのように過ごされましたか?
私は一昨日の祝日、演奏会をハシゴしました。
いくら音楽をやっていても、なかなかそんなチャンスはありません。
昼過ぎまでのカウンセリングの仕事の後、まずは同級生の出演する合唱団の定期演奏会。
その後、大久保の管楽器店のホールでのライブ「Memories of Cuba」へ。
(ちなみにこの辺りは管楽器店が多いです)
いつもフルートの会でピアノ伴奏をして下さっている石橋尚子さんが出演されるとFacebookで拝見し、駆け参じました。
石橋さんはフルートのコンクールでの公式伴奏者や国内外の著名なフルーティストの伴奏を勤められたり、世界的にも活躍されている伴奏者。
昨年、キューバでは「日本人のキューバ移住120年」を記念して、様々な文化イベントが開催されました。
そこに他の和太鼓グループやクラリネットやサックス、チューバなどの管楽器奏者と共に招聘され、その凱旋報告ライブでした。
キューバ大使館の方、当時の現地大使、外務省関係者、尽力された国会議員さんもお見えでしたが、議員さんの飛び入りクラリネット演奏などもあり、楽しくも質の高いライブでした。
和太鼓は理屈抜きで海外でも大人気です。身体にズンズン響く音は癒しにもなります。
ライブでは、キューバで演奏した高校生チームは残念ながら出演されませんでしたが、代わりに東京藝大の学生、出身者で構成された若手打楽器アンサンブルGoutteが参加。
マリンバ(木琴)の素晴らしい演奏を聴くことができました。
現地で演奏されて大絶賛だった演奏をほぼそのまま再現されたライブでは、久しぶりに管楽器の演奏を堪能させていただきました。
このような洋楽のライブや演奏会では、必ず日本の叙情歌が演奏されるのですが、やはり定番は「ふるさと」でしょうか。
「ふるさと」に始まる叙情歌や民謡のメドレーで最後締めくくられましたが、キューバでもきっと多くの日系人の方がそれを耳にされて、遠い母国に思いを馳せられたに違いありません。
ちなみに、純粋な社会主義国は現在キューバと北朝鮮の2国だそうですが、キューバはアメリカへの移住や出戻りもウェルカムという寛大さがあり、国民の大半が大卒あるいは院卒という高学歴社会だそうです。
非常に文化度も高く、大統領から一般庶民まで音楽やダンスの嗜みがあり非常に魅力溢れる国だそうです。
日本ではあまり知られていない国ですが、想像を超えるハイソサエティなんだと初めて知りました。日本の文化度や教養度が低くてお粗末なものに思えて、ヤバイなぁと危機感を感じてしまいました。
今年は日本とキューバの外交関係樹立90周年。
現在現地の日系人は約1200人だそうです。
異国の地でどのように日本の文化が広がっているのか、日本のどのような事に興味を持たれているのか、視点を変えて日本を観る・・・
そのキッカケとして音楽や芸術、文化に接してみるのも面白いです。
打楽器グループ「Goutte」が洋楽や民族楽器の太鼓で和太鼓の雰囲気を表現していたのも印象的でした。
洋楽を和楽器で、日本の伝統音楽や民謡を洋楽で。
そんなコラボレーションも魅力的です。
写真はライブでも登場したチューバという管楽器です。
クラリネットやサックスは何となくご存知かと思いますが、馴染みのないチューバがどのようなものか写真を載せてみました。よく象の声を表すのに使われる、でっかくて低く重い音がします。
和楽器だけでなく、洋楽器とも聴き比べすると、ますます面白くなります。
藤本博子(福原百麗)
伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。
これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。
現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。
一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。
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