神楽坂女子倶楽部、和文化「かぐや姫チーム」、笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。
先日、千代田線(地下鉄)に乗っていましたら、途中で和服の女性が乗ってきました。
その姿に、目が釘付けに・・・(@_@)
あまりジッと見つめちゃ失礼だよね・・・
と思いつつ、ついジーーっと見てしまいました。
なぜ引きつけられてしまったかというと、あまりにびっくりな着付けだったからです。
先に申しておきますが、
私は仕事柄、着物を着ることは多々ありますが、着付や和服の専門家ではありません。
キチンと習ったわけでもありませんし、決してきれいに着ているとは思っておりません
ので、偉そうに思われたらすみません。。
(たまに師匠にもダメ出しされますし・・)
それで、その和服の女性なんですが、紬のお着物で、織りの帯もなかなか良いもののようにお見受けしたんですが、
残念なことに、、
バカボン そっくり!
↓ ↓ ↓
本当はこのような感じ↓↓ になるはずが・・・
(お着物の色はこのようなオレンジで、帯は白地でした)
この「おはしょり」という折り返し部分が、帯幅くらい広く出てしまい、襟元も、だらっと広く開いてしまって、
まさに、 バカボン
足元は、というと、
このような、今風の、ハデハデ足袋ソックスに、黒っぽい下駄風ぞうり。
人それぞれ好みや趣味が違いますから、否定はできませんが、お着物が素敵なだけに、王道の足元↓↓の方がいいなぁと思うのは老婆心でしょうか?
ファッションは個人の趣味の問題ですから、
どんな格好でもよろしいのですが・・・
こと着物に関しては、
伝統芸能やお茶、生け花などの和の世界では、正装でもありますので、特にそのような業界の方々、嗜みのある方、年配層の目は厳しいものがあります。
洋服の正装である、スーツやタキシード、ドレスを、着崩したり、カラフルなソックスにスニーカーを履いて出かけることはないですよね?
(カジュアルな場ですと、スーツにスニーカーは許されるかもしれませんが・・)
着物の質や着付け(着方)によって、無知を突かれ、人間性や品性までも、疑われてしまったりします。
そんな堅苦しさと面倒くささが、着物を特別なものにしてしまってるのは確かだと思います。
日本人自身が着物を着ないと、廃れる一方ですが、だからといって、浅草などでよく見かける安価なポリエステルのペラペラの着物で満足してていいの??
私の友人は、買いやすいポリでもいいじゃない?
日本っぽい感じがすればいいのよ!と言って、いつも議論になるのですが・・・
皆さんはどう思われますか?
ちなみに私の笛の師匠の話では、「ちょっと着物で銀座をブラブラすると、外国人に写真を強要されたり、着物を勝手に触られたり、失礼なことをされるし、安っぽい着物と一緒にされるのは嫌だから極力行かないことにしてるの」と芸者さん達はおっしゃってるそうです。
ではまた!!
木沢いずみ
梅酒と青森ごはん tuakjam オーナー。
2007年より三軒茶屋にて、「梅酒と青森ごはん」の店、『tuakjam』をオープン。今年で10周年を迎えます。
以前働いていた焼酎バーでの知識を生かして、“酔いしれる「梅酒・焼酎・泡盛・果実酒」を中心に取り揃え、「お酒に合うごはん」を提供しております。一人飲みを楽しく、日々の生活に寄り添う、まさに“大人の学校”のような、お店です。『楽しみながら学ぶ』というのを、テーマに、和ごはん料理教室も定期的に開催。
また、『武士の食卓』では、プロ講師を取得。和文化をみなさんと一緒に「おいしく、楽しく」日本の文化を継承していきたいと思います。
藤本博子(福原百麗)
伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。
これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。
現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。
一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。
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