《和文化》演劇は和文化のデパート

神楽坂女子倶楽部、和文化「かぐや姫チーム」、笛の福原百麗(ふくはらひゃくれい/藤本博子)です。

5月も最終週、夏日が増えてきて、はや電車の冷房もキツく感じるようになってきました。

昨日、文学座の芝居を観に行ってきました。
演目は「牡丹灯籠」・・・そう、怪談です!

季節を先取り(?)し、
心なしか劇場(新宿、紀伊國屋サザンシアター)はうすら寒く、恐怖感いっぱい・・・という内容でもなかったのですが、非常に見応えあるものでした。

文学座といえば、演技力に定評がありますが、この牡丹灯籠は元々落語家の三遊亭円朝の原作、古くは杉村春子主演で人気を博した芝居です。
今回は鵜山仁演出で、20年ぶりの上演だそうで、主役はベテラン女優の富沢亜古さん。(母上は舞台美術家で画家でもあった朝倉摂さん)

富沢さんの演技は圧巻でしたが、進行役で登場する落語家役の役者さんも、正直、本物の落語家より聞きやすいかも、、と思わせる素晴らしい演技。
さすが演技力に定評がある文学座ですね。

時代物だけあって、注目なのは和文化。
町のおかみさん、商家の奥方など、着物の違いやそれぞれの着方や着崩し方の違い。
それによって仕草も変わってきます。

時代物のお芝居や映画では、そんなところを見比べて堪能するのも楽しいです。

またこのお芝居は、音楽もかなり面白くて、落語家が出るので出囃子(笛、太鼓、鉦など)などの和楽器の音楽とか、フルートの現代曲で雰囲気を演出してました。

これほど和洋折衷の音楽構成は聴いたことがないです。

江戸文化に落語、お囃子に洋楽器の現代曲。

様々なカルチャーがふんだんに盛り込まれて、時代物の演劇は和文化のデパートです。

「怪談 牡丹灯籠」は6月3日まで。
新宿、紀伊國屋サザンシアターで公演中。
怖くないですし、深くて色々に楽しめます!

木沢いずみ

梅酒と青森ごはん tuakjam オーナー。

2007年より三軒茶屋にて、「梅酒と青森ごはん」の店、『tuakjam』をオープン。今年で10周年を迎えます。

以前働いていた焼酎バーでの知識を生かして、“酔いしれる「梅酒・焼酎・泡盛・果実酒」を中心に取り揃え、「お酒に合うごはん」を提供しております。一人飲みを楽しく、日々の生活に寄り添う、まさに“大人の学校”のような、お店です。『楽しみながら学ぶ』というのを、テーマに、和ごはん料理教室も定期的に開催。

また、『武士の食卓』では、プロ講師を取得。和文化をみなさんと一緒に「おいしく、楽しく」日本の文化を継承していきたいと思います。

 

 

藤本博子(福原百麗)

伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。

これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。

現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。

一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。

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