おはようございます。
人生、上手に寝たもん勝ち!2分間コラム。
さて、今年は、50代女性がこの先の50年も輝くための睡眠というテーマでお届けしています☆
今回は、東京も梅雨入り!ということで、梅雨時の不快眠感の原因と対策についてお届けします。
【梅雨時こそ、機能的素材の寝巻きをチョイス!&除湿対策】
眠りに最適な湿度って50%前後であることは何度かご紹介しています。
では、梅雨時の湿度ってどのくらいあるのか?
東京の5月の平均は62%ぐらいですが、6月7月の平均は75%となっています。
例えば、
- 湿度75%を超えると実際の体温が下がりにくくなります。29℃75%では睡眠中体温が0.1℃上昇するというデータもあります。このことから入眠・熟眠しにくくなることも考えられます。
- 湿度が20%高くなると、体感温度は4℃も変わると言われます。28℃で60%では快適なのに対し、28℃85%だと不快・寝苦しいと感じます。
- そしてこれからの高温の時期、湿度70%で、熱中症警戒レベル、71%を超えると厳重警戒レベルになります。
- カビにも種類がありますが、多くは80%を超えると繁殖力が増強していきます。ダニの繁殖は60~80%を好みます。布団はしっかりケアしていかないとアレルギーのある人などは特に、鼻水鼻づまりや咳・痒みで眠れない夜を迎えることになります。
そう、夜はたとえ温度がそこまで高くない季節=梅雨であっても、『湿度』が高いと不快眠につながるのです!
そして自律神経系が乱れやすい私たちカグ女世代は、冷えも気をつけなければならない。
夜間エアコンで部屋を冷やすのが難しい日が多いのが梅雨時。エアコンでは冷えすぎることがある。逆に既に熱帯夜で朝方暑い空気がやってきて寝苦しくて起きるとも。
なんとも悩ましい季節です。でも、「除湿」はシッカリしたい。
①エアコンで温度を下げすぎず湿度を下げる・・・こればかりはどこまで丁度良く対応できるか?はエアコンの性能によるところもあるでしょう。
エアコン以外でも、②遮熱カーテンで室内温度の上昇を抑える。③夕方以降にも寝室の喚起をしっかりする。④湿シートを活用したり、⑤こまめに布団を干す・干せないならば布団乾燥機を使用するなど、湿気を寝具に溜めない工夫が必要です。
そして、忘れがちだけど効果的なのが、『寝巻きの工夫』なのです!
湿度が高いと汗が中々蒸発しません。
これが寝苦しさの原因に繋がります。①体温下げられないですし②、汗で出せない分浮腫みの原因にもなります。③寝ていて気付かない様ですが肌感覚の不快感で眠りが妨げられることも。④熱を逃がそうと寝返りが必要以上に多くなると深い睡眠が短くなります。
そこで、私たちカグ女世代は「湿度対策&冷え対策」W機能を発揮出来る可能性のある新素材・機能性素材の寝巻き(Tシャツなどでも可)を今の時期から使って欲しいのです。
❖1枚でOKの、
❖吸水性・吸湿性・速乾性
❖そして肌ざわり抜群!の素材
❖且つ締め付けがなく
❖冷感タイプではない(⇒冷感素材だとまだこの時期は冷えすぎることがあります。)
ただでさえ、暑さに体が慣れるまで疲労感がたまりやすく、気温・気圧・湿度変化で自律神経が乱れやすいこの時期です。しっかり眠って疲れを取ることがこの先の猛暑と戦う準備にもなります。
湿度対策と寝巻の工夫で梅雨時期でも快適な睡眠を心掛けてくださいませ☆
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
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