Vol.40 睡眠と深呼吸

おはようございます。

人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「1分間深呼吸と睡眠」のお話です。

寝る前には、体も心も「ゆるめる」ことが良い眠りの必須条件。

でもね・・・これが中々できない人が多かったりします。

朝から晩までPCに向かって肩も首もガチガチ!ずっと立ちっぱなしで浮腫みが!お客様の前で緊張しっぱなしで家に着いたら疲労感が押し寄せてきた!
体の緊張状態はわりと感じとりやすく、ストレッチしてみたり、お風呂に浸かってみたりと、皆さん工夫されます。
しかし、結構キツくなるまで、気づかないふりをしてケアをせず、酷使してしまうことも
多々あります。

さらに、心や思考=脳を酷使している自分には意外と気づきにくいものです。
起きている間は1日7万回も思考しているともいわれます。
カグジョ読者の皆様の中にも、経営者の方も多くいます。布団の中に入ってまで、今日の反省、明日の仕事、今月の数字、部下達のこと、3カ月先1年先10年先・・・悩み考えることが尽きない。結果中々眠れない。若しくは脳が休息を求めて悲鳴を上げたところで深い眠りに落ちる・・・後半のもっと自分らしく輝くために必要な浅い眠りはとる時間がない。

質の良い睡眠=快眠ループを回そうとするならば、体も心も寝る前には一旦ゆるめてリラックスモードにしてから眠りに落ちることが理想です。

それぞれ様々な方法があります。例えばストレッチやヨガ、音楽を聴いたり、瞑想したり、一口にリラックスといっても、個人の好みの問題もあります。

睡眠学的に言えば、就寝2~3時間前から興奮は控えてリラックスモードに入るのが理想でしょうが。。。日々の仕事や現代日本のライフスタイルでは現実的には難しい。

そこで今回は、先ずは1分からでも、「ゆるむ」感覚を身に着けて欲しい。ゆるめる時間をとるゆとりを持ってほしい。そんな思いから、1分間深呼吸をオススメします。

一度で体にも心にもアプローチできる1粒で2度おいしい!?簡単レシピです。

①明かりを暗くし、お腹や胸を圧迫しないように楽に椅子に腰かけて、
②軽くストレッチしたら、
③できる限り体の力を抜きます。重力に任せる感じ。
④鼻から7秒かけて息を吸って、
⑤口から7秒かけて息を吐きます。
⑥頭の中は空っぽに!
⑦気が散ってついつい考え事をしてしまう人は、自分の息の行方だけに集中します。

4往復で1分弱です。5往復しても1分強。

実際、全国のセミナーや講演でこれを参加者の皆さんと一緒にやります。
すると、たった一分で、なんとなく落ち着きます。目がトロ~ンとして眠くなる人、実際に寝ちゃう人もいます(笑)

自分にとって、体がゆるむってどういう感覚?思考を一旦途切れさせ、頭を軽くするにはどんな方法がある?
その感覚をつかむためのレッスンとして、1分間深呼吸試してみてください。

緊張を解いて、副交感神経の働きを優位にさせる。
快眠を得るためのコツです。

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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