おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「サプリメントと睡眠」のお話第4弾!です。
「睡眠サプリ」
ホントに眠れるの?!パート4
第4回目となりました今回は「トリプトファン」を取り上げます。
睡眠に関わるサプリって言っても沢山ありますよね~!
「トリプトファン」これもアミノ酸の一つです。
トリプトファンは、睡眠リズムを付けたい人、快眠を得たい人のための「原料」といえます。
どういうことか?
快眠に関わるホルモンに、「セロトニン」と「メラトニン」があります。
先ずセロトニン。
これは、メンタルバランスの調節を行ってくれる物質。
起きている間のパフォーマンスや精神疲労やストレスと関わるわけです。
そしてこのセロトニンから生合成されるのがメラトニン。
メラトニンは、深部体温調節などにも関わり、睡眠を促す快眠ホルモンと言われています。
トリプトファンはこの快眠に必要なホルモンの原材料なのです。
①トリプトファン+各種ビタミンほか+強い光 ⇒ セロトニン放出!
②セロトニン ⇒ 15~16時間後にメラトニン生成
ということは・・・
トリプトファンが不足していると、重要なホルモンであるセロトニンもメラトニンも不足不足する・・・という流れです。
このトリプトファン、WHOの摂取基準では、成人1日あたり4mg/kgだいたい50kgの人で200mgと言われています。
理想は、普段の食事で摂取る。これはほかの成分も同じこと。
では、どんな食品に含まれているのでしょうか?
実は、しっかり朝食を食べていれば、普段の食事でも充分取れているかもしれません。
ご飯にもパンにもそれなりに含まれます。
100g中 白米約35mg 食パン約95mg
他にも、100mg以上トリプトファンがたくさん含まれる食品としては、
魚や肉、卵や豆類などがあげられます。
乳製品や野菜、フルーツにも少ないながらもトリプトファンは含まれます。
とこのように、様々な食品に思っている以上に含まれるのがトリプトファン。
数品目の朝食をしっかり食べていれば、十分に摂取できると考えられます。
もし昼間、やる気が出ない・・不安が抜けない・・・うつうつ下気分・・・イライラする・・・怒りが抑えられない・・・など感じている方、
そして夜は中々寝付けずに悶々とする・・・そんな方、
<朝食>食べていますか?
ひょっとしたらメンタルコントロールするための物質の原料不足かもしれません!?
思い当たる方、どうしても朝ごはんを取れない日が続く。そんな時にトリプトファン含有のサプリメントを試してみるのも一つの手段ですね。
睡眠リズムをきちんと整える、メンタルバランスを整える、すんなり深くて心地の良い眠りに入る、そのために必要なのはズバリ、セロトニンとメラトニン!
その原料であるトリプトファン朝にしっかり摂取するのが一番効率が良いのです。
朝は忙しい!など諸事情もあるかもしれませんが、快眠を得たいのであれば、朝食抜きはおすすめできないということですね。
基本は朝食。ご飯と卵と納豆。それでバッチリだったりするのです!
軽くてもトリプトファンが含まれる食品は沢山あります。
それでも難しい時に、サプリを取り入れる。そんな順序で考えてみてください。
さらに今回も付け足します。推奨される服用方法などは、サプリメントの製品・製剤によって異なりますので詳しくはメーカーのHPなどをご参照くださいませ。
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
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