はじめに
今年もやってきました花粉シーズン。日本人の約55%は花粉症だとか。今回は寝る時に出来る対策についてです。
寝る時の鼻づまり対策
睡眠時は副交感神経が優位になるため、鼻の血管が拡張し粘膜が腫れて鼻づまりになり易かったりします。さらに花粉症で鼻水鼻づまりが・・・。花粉症の人は睡眠の質が低下しがちです。
では、少しでも鼻づまりを回避し睡眠状態を良くするには?
(1) 寝室の温度を上げる
まだまだ時期的には寒い日もあったりします。冷気を吸うと刺激で鼻水鼻づまりが起きることがあります。
(2) 傾斜型の枕を使う
少しだけ頭を高くする方が花が詰まりにくくなります。高い枕だと寝難くなることもありますので、可能であれば、背中からスロープ状にサポートし高くなる枕が良いかもしれません。
(3) 横向き寝
寝入りの際の姿勢をよく向きにすると、片方の鼻が通ることがあります。呼吸が幾分楽になった空きに眠りに落ちるための工夫です。
(4) 蒸しタオル
蒸しタオルで鼻を温めると血行が改善し鼻腔が広がることと、蒸気の効果で鼻が通りやすくなります。
(5) 鼻炎薬
鼻炎の薬については、花粉症がひどい人は、夜ですから眠気は出やすいが効果が強い第一世代やを使ってしまうのもあり。ただし、緑内障や前立腺肥大の方など使用を避けたほうが良い人もいます。
但し、効き目が強く鼻や口が乾く場合もありますので、寝室の加湿はしっかりするようにしましょう。
まとめ
鼻水鼻づまりは睡眠の質低下につながります。少しでも鼻症状を改善できる工夫をしてみてくださいね。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
プロフィール
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Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。 スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/ 新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
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