はじめに
冬服に向かって衣替えの時期です。寝具もこの際変えてみませんか?マットも布団も枕も耐用年数はあります。それは素材や使用頻度にもよります。さらに自分自身の体重や体の変化に合うかどうかも重要です。季節の変わり目はいったん見直すチャンスです。
寝具の変え時
50代つまりカグジョ世代、何かと体や心の変化を感じやすい年頃ですよね。特に女性はホルモンバランスの変化などで、睡眠の質が気になる方も増える世代。
「毎日ちゃんと布団で寝てるのに、なんだか疲れが取れない…」
「朝起きてもだるくて、やる気が出ない…」
もしかしたら、それは寝具が原因かもしれません。
十年以上、ず~っと同じ寝具使っていませんか?
「更年期障害」では、それ以前と自分の体が異なります。 ほてりや発汗、関節痛など、更年期障害の症状は睡眠の質を低下させます。例えばホットフラッシュがあるならば、吸湿性や放熱性に優れたものがよいかもしれません。体の痛みが強い場合は、硬すぎる寝具やは向きません。
「体重」だって女性ホルモンの減少とともに代謝が落ちて増加した人も少なくないはず。自分が思っているより布団のへたりが起きているかもしれません。式寝具は体重・体系にあったものを選びたいところです。
さらに、寝具としての耐用年数があります。はじめにも書きましたが、素材や使用頻度や体重やお手入れによっても変わってきます。あくまでも一般的にはという参考地をご紹介します。
◇ マットレス: 7~10年
◇ 敷布団: 3~5年
◇ 枕: 2~3年
◇ 掛け布団:羽毛布団10~15年、アクリル毛布10~20年、ポリエステル2~3年
掛け布団はさておき、そのほかは意外と短いでしょ?
ざっくりとして年数と、寝具の状態(へたり具合)を見ることと、「今の自分」の体に合っているかどうか?が変え時の基準です。
まとめ
何かと変化が起きるカグジョ世代。この記事を切掛けに、寝具チェックをしてみてください。より快適に夜を過ごすことが、更年期を抱えながらも昼間のパフォーマンスを良好に保つコツです。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。 スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/ 新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
この記事へのコメントはありません。