会議で寝るのは日本だけ

はじめに

会議中に居眠りするのは「日本人ぐらい」だと言います。
会議は何のためにあるの?何の目的で出席しているのですかあなたは?当たり前ですが昼寝の場ではありません。企業においては生産性向上のための会議なのです。学会やセミナーでも学び等発展のための場なのです。
スティーブジョブズは会議の冒頭で、参加意識が低い主体的に参加できない人たちを必要ないと判断し退場させることがあったそうです。
そう、会議中に寝るような人は言語道断なわけです。

会議で寝ない対策

リーダーがすべきことは、先ずは会議の目的を明確にし、参加意義を周知徹底することでしょう。必ず発言させるなど、主体的で積極的な参加を促す手段・手法はもちろん考える必要があると思います。

会議の設定時間を工夫する。

どうしても生き物なので生体リズム的に眠気が出やすい時間帯はあります。
日勤であればやはり昼ご飯後の時間帯は眠気を感じやすい時間帯
その時間は、じっと座っている動きの無い状態≒会議は避けたほうが無難です。

短時間で内容の濃い会議にする。

人の集中力には限界があります。脳が疲労すると覚醒度が下がり、作業効率など明らかに低下します。
報告会と会議は別物と考える。ダラダラしないことも一つの工夫かもしれません。

午前中又は夕方以降に会議をする。

就業時間の問題もありますが、実は就寝の4時間~2時間前ぐらいは睡眠禁止帯と言って本来中々眠れない時間帯です。
この時間は意外と生産性が高いのです。

会議中に寝ちゃうなら、先ずは睡眠負債を疑い改善に努める。

その居眠り、つまらない会議のせいばかりではないかもしれません。
そもそも、睡眠状態が悪く、負債が溜まっており、昼寝を必要としているのかもしれません。
思い切ってシエスタ制度導入も一つの手かもしれません。
もっと深刻。「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。
パートナーの意見やアプリを使って、夜中のイビキ状態をチェックなどして早期発見早期治療を考えた方が良いでしょう。
先ずは、睡眠改善に取り組むのが会議で眠らない早道かもしれません。

まとめ

会議やセミナー会場は昼寝の場ではありません。一番大事なことは目的を持って参加することですが、もしかしたら、そもそもの生活リズムを見直さないといけない状態にあるのかもしれない。もし、会議中に寝ている自覚がある方は、この機会に一度自身の状態を振り返って見てください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~   https://mizuki-kaimin.com/
新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

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