【令和女子は知っている 美・教養】
第33回 西洋料理

< 美・教養10 フランス料理 エレガントマナー応用 >

こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
これまでヨーロッパの社交界などで実体験した経験をもとに、たくさんのご受講生にエチケット&プロトコール マナーからメイク、ヘアスタイル、ファッション、パーソナルカラー&スタイル診断などトータルにアドバイスさせていただきました。
2024年からは「令和女子は知っている美・教養」で品格を磨く大人のマナーから、人生を豊かに愉しむための秘訣についてお伝えいたします。

3月からレストランでの「ふるまい」について美・教養の秘訣をご紹介しております。
高級レストランやディナーパーティ等でフランス料理をいただく際に、知識はあるのだけれど教養として身についていないとその場で気がつく方が多いようです。知っていて身についている方は普段から実践されており、少し緊張をする場においても自然な動作になっています。

salon de Saga mannersでプロトコールを学ばれた方と、学ばれていない方とご一緒した際にやはり素敵な立ち振る舞い・落ち着き・その場に合った装いなとトータルに品格の違いがあります。あるパーティで素敵な方がご出席されていると後ろ姿を拝見して思ったことがございます。
主催者のご挨拶が終わり、乾杯の後にその方を近くで拝見したら、レッスンをご受講された方でした。レッスンでお伝えしたパーティでの心得や、秘訣を実践されていつもパーティを楽しめるようになったと話されておりました。
また、レッスンでの内容を繰り返し読み直したりされているそうです。学ばれた方が素敵に過ごしていると嬉しく、さらにもっと輝いていただきたいです。

本日は「フランス料理 エレガントマナー応用」についてご紹介いたします。
「知っている」から「身についている」が立ち振る舞いでとても重要になってきます。
さて、皆様は「美しい・素敵・上品」など人をご覧になった時に何を見て感じるでしょうか。その動作をご覧になって、「美しい・素敵・上品」と感じたら自分が今、取り入れたい内容であったり、自分の魅力にまだ備わっていないことが多いです。
令和女子の皆様も「品格ある大人」して、感じる事、取り入れてみる事、自分の魅力の一つとして構築し、魅力を磨き続けて素敵な年輪を重ねて参りましょう。

美・教養10は「フランス料理 エレガントマナー応用」についてです。
テーブルマナーは、食事を美味しく、楽しくいただくための決まりごとです。ルールばかり気にして堅苦しいものではなく、同席の方を不快にさせないための思いやりです。また、みんなが楽しく時間を共有して食べられるように合理的に考えられています。
令和女子の皆様には「品格ある大人」として、継続して輝き続ける秘訣をおさらいしましょう。

<エレガントマナー 教養>

品格ある大人として、日頃からの意識が大切です。
大切なシーンだけではなく、いざという時に困らないように、日頃から気をつけておきましょう。

ハンドバック

小さなバックでもテーブルに置くのは厳禁です。椅子の背もたれと背中の間に置けない場合位は右の足下にサービスの邪魔にならないところに置きます。
または、小さいバックはひざの上に置き、その上からナプキンを置いてもよろしいでしょう。
同じテーブルで空いている席があればそこに置いても構いません。レストランによっては椅子のそばに荷物を置く台を用意してくれる場合もあります。

ナプキン

ナプキンは首から下げたり、ベルトやスカートなどのウエスト部分に挟めたりしません。ナプキンは二つ折りにして、膝の上に置きましょう。
また、お着物の時も帯に挟んだりする方もいらっしゃいますが、膝の上に置きます。

会話

激論になりやすいお話や、お相手に不快感を与える会話は避けましょう。
政治・下品なお話、悪口や陰口など。

足を組まない

食事中に足を組むのはよくありません。テーブルクロスで足元がお相手に見えなだろう思っていても、周りの席の方やスタッフからは丸見えです。また、腰が丸くなり姿勢が崩れるので美しく座れません。

トイレ(レストルーム)

基本的に食事中のトイレは良くありませんが、無理に我慢せず、お料理とお料理の合間に席をはずし、なるべく早く席へ戻ります。

また、食事の席でのメイク直しは良くありませんので、トイレ(レストルーム)に行き直しましょう。食事の席に限らず、メイクやメイク直しは人前でするものではないのです。

ドレスコード

ドレスコードとは、公式な場などで必要な服装の規定のことです。
高級レストランでは、基本的にカジュアルな服装を避けるのがルールです。男性の場合はジャケット・襟があるシャツ・ネクタイ着用で革靴が一般的です。その場合、女性はワンピースやスーツスタイルなど選びましょう。昼と夜でも装いは変わってきます。
男性・女性に関わらずジーンズ、スニーカー、短パン、サンダルなどは避けましょう。

レディファースト

西洋では女性が優先されて、男性が女性をエスコートするのがマナーです。入店から入室までだけではなく、席に着いてからも、レストランのスタッフ呼んだり、オーダーなどは男性が率先して行います。女性はエスコートを受ける側ですが、笑顔と感謝の気落ちも忘れずに。

<マナー美・教養のポイント>

西洋のマナーにも席次があり、ダイニングルームの場合は壁側や、入口から遠い席上席になります。
窓際の場合は、窓が見える席が上席です。個室の場合は、暖炉(マントルピース)のある位置や、入り口から遠い席が上席になります。

ご招待や接待の会食の場合はゲストが上席、お祝いなどの場合は主役が上席に座ります。目上の方も上席になります。日本のマナーと違うのは、原則として女性が優先されるので、間違えないようにしましょう。
スタッフの方が席にご案内された時に、目上の方や女性に上席を勧めてくださいます。上席がわからない場合は、スタッフが最初に椅子を引いた席が上席になります。

嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰
スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。
欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/
「エチケット&プロトコールマナー」「大人のマナー シリーズ」「メイクレッスン」を開催中。

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