Vol.66 50代女性が知って得する睡眠情報:すっぴん美肌は眠りが作る!

【Vol.66 50代女性が知って得する睡眠情報:すっぴん美肌は眠りが作る!】

おはようございます。
人生、上手に寝たもん勝ち!2分間コラム。
さて、今年は、50代女性がこの先の50年も輝くための睡眠というテーマでお届けしています☆

今回は、『すっぴん時の美肌力を上げよう!』というお話です。

【化粧乗りバッチリ!今日の私はイケてる!朝から女性の気分をアゲるのは、ズバリ睡眠です。】

徹夜した日の朝、なんとなく化粧の乗りがイマイチ・・・経験したことが有る方も少なくないはず。
そうです。お肌のハリうるおいやたるみなどには、睡眠が影響しているのです!
寝ないなんてもったいない!

美容やアンチエイジングに睡眠は大事。言われなくてもわかっちゃいるけど・・・でもね・・・
ついつい夜更かし、寝不足、睡眠負債たまりまくり!そんな人がカグ女読者の中にもいないとも限りません。
そこで、①経済的 ②生物学的 側面から、そんな皆さんを説得してみようと思います。

<1.経済的理由を考察>
50代女性の平均化粧品使用金額は、3カ月で¥21,043
一番多いのは3カ月で¥10,000~¥20,000の人が約3割だそうです。

月平均は¥7,000ということになります。

私は・・・基礎化粧品から日焼け止めなども含めておそらく月平均にしたら¥2,000~¥3,000ぐらいかもしれません。意外と使わない?!

ちょっとここから半分自慢です(笑) 「え~?!30代だと思った!」初めましてでよく言われます。そんな私もアラフィフ。

もともとの肌質も良い方なのですが、顔が乾燥でカサカサだったり、小じわで悩んだり、くすみが気になったり、といった悩みはあまりありません。しいて言えば、30代の頃と比べてほんのちょっとのたるみ、もともとの一重がしっかり二重になった=瞼のたるみ、この後出てきそうな小さなシミの予感。が気になるところでしょうか。年齢相応若しくはもうちょっと若く見えるかも。別にベビーフェイスで若く見えるわけではなく、肌で若く見られます。

基礎化粧品でお金をかけて頑張ってエイジング対策をしているわけではありません。

秘訣は快眠!だと思っています。

もちろん、もっとお金をかけたほうが、より美しくいられます。できる事ならもっと美容に金をかけてみたい自分もいます。(笑)

ここで、皆さんにちょっと振り返って化粧品を眺めてみて頂きたいのです。

A.貴女の化粧品は、寝不足でボロボロお肌、元気をなくした肌、をケアする&カバーするためのものですか?

B.それとも、今よりもっとツヤツヤ、プルプルを目指して使っていますか?

もし、ダメージケアを目的としているならば、ダメージを復活させるのには先ず、睡眠です。

化粧品だのみが先ではありません。

良い眠りが取れるようになったならば、いらなくなる機能・成分が出てくるかもしれません。
月¥7,000が¥5,000になるかもしれない。

若しくは、同じお金をかけるとしても、この肌何とかしなきゃ!困った!というマイナスをゼロに戻すのと、もっと美人に!もっと若々しく!という気分でさらにプラスの方向にお金を使うのとでは、同じ¥7,000が違うものに見えてきます。

『睡眠はタダでできる美肌力アップの最強のコツです。』

<2.生物学的な理由を考察>
「成長ホルモン(growth hormone)」聞いたことがあると思います。
脳下垂体前葉のGH分泌細胞から分泌されます。
細胞の分裂促進作用による骨や筋肉の成長だけでなく、脳の発達や、記憶にも関わりますし、代謝のコントロールにも関わります。

成長ホルモンは、1日中パルス的(波がある)に分泌されています。寝入ってすぐの「徐波睡眠(ノンレム睡眠でも段階3,4の深~い眠り)」中に最もその分泌が大きくなります。
ということは、寝つきが良く、前半3時間程度の睡眠はしっかり深い睡眠がとれている(途中浅い睡眠も1回程度出現する)かどうか?がカギ!

中々寝付けない、眠りが浅く小一時間で何度も目が覚めてしまう。そんな人は折角の成長ホルモンを効率よく分泌できていない可能性があります。
皮フ細胞が分裂し古いものから新しいものへと変わっていく。この細胞分裂には成長ホルモンの働きが欠かせないのです。

また、肌の真皮に存在するコラーゲン。特に保湿力に大きく関わっていますが、本来、化粧品によって外から補うものではなく、自分が中から作り出すもの。
このコラーゲンの合成促進も、成長ホルモンが関わります。

弾力やハリ、表情を作る筋肉をつくるのも成長ホルモンです。
さらに、成長ホルモンだけが美肌に関わるわけではありません。
良い眠りは、血流・リンパの流れが改善されます。
肌細胞が再生するための酸素や栄養分が効率よく運ばれます。さらに老廃物の排せつも、スムーズに行われます。
寝不足や睡眠状態の悪化で血が滞っていては、美肌は目指せません。

さらに、ノンレム睡眠は筋肉が完全に弛緩した状態=体は超リラックス状態です。
起きている間は、顔筋は無意識のうちに重力に逆らって緊張しています。さらに、笑ったり起こったり喋ったり。顔の筋肉は働きっぱなし。
筋肉も緊張し続ければ、疲労します。ゆるめる=弛緩させる必要があるのです。
もちろん顔筋だけでなく体の筋肉も同じです。

ところが、前述のように、良い睡眠がとれないと十分筋肉が休めない。

寝がえりは眠りが浅くなった時に行われています。
眠りが浅くて、ず~っとゴロゴロ寝返り打ちっぱなし!という方は、動いている=筋肉が働いている状態なわけです。

以上2点、成長ホルモン&筋弛緩をまとめると、

『ちょっとやそっとじゃ目が覚めないほどの深い眠りがきちんととれているかどうか?』

美肌力アップのバロメーターです。
女性ですもの。メイクアップをして、おしゃれをして美を演出することも大事。
それを支えるすっぴん肌美人をつくっておけば、もっと楽しめるのではないでしょうか?
時とともに徐々に細胞が衰えていくのは自然な事。
睡眠をないがしろにして肌の老化を加速させるのはやめましょう。

そして食事や運動、化粧品やエステなどの力も借りて、年齢なりorそれ以上の美肌をキープを目指しましょう!

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP