Vol.3 睡眠とうるおい

おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は冬の湿度と睡眠についてです。

10月後半から、なんだか一気に乾燥してきた気がする・・・唇が、お肌が!そんな季節がやってきました。
睡眠と湿度、そしてみなさんの健康には重大な関係があります。

快眠のための最適湿度は、50%±5%と言われています。
夏場のように蒸していても寝にくい。
乾燥していると鼻や喉もカサカサに。
東京の平均湿度で見ると、冬場でもキリギリ超えている様に見えますが、日によっては最低湿度は10%を切ることも!
でもこれは相対湿度のお話。絶対湿度という湿度は、空気中に含まれる水分量は温度に左右されます。気温が低いと、湿度50%でも相対湿度と比べて同じ体積の空気中に含まれる水分の量は少なくなるのです。お肌が触れている水分子の数が少ない。潤わないわけです(^^;

また、湿度が下がって乾燥してくると風邪も引きやすくなりますね。インフルエンザもそろそろ流行りそう。
インフルエンザは、温度が20℃以上、湿度が50~60℃で感染力が下がると言われています。
まさに、快適寝室の温湿度環境と同じです!
受験生を抱えたお母さん、まさか自分からインフルエンザをうつすわけにはいきません。湿度を上げる対策を取ってみてください。
因みに・・・5時間以下の睡眠で寝不足状態・睡眠負債を抱えていると・・・風邪にかかる確率は4.5倍に増えます!
風邪をひいたら早く寝て治すだけでなく、風邪にかからない=予防するためにも、冬こそ睡眠!なのです。

エアコンではなく石油ストーブがメインだった時代。そういえば、常にお湯が沸いていませんでしたか?部屋の中は意外と湿度が高かったように思います。
今の時代は、可能であれば、加湿器などの設置を。
タオルや洗濯物の水分で加湿しよう!という作戦もありますが、部屋の広さや枕からの水分の元までの距離でだいぶ効果が変わります。

年末年始は、パーティーなど輝きが必要な場面も増えてきます。仕事も家庭も何かとせわしなく普段にもまして忙しい季節です。
お肌を潤わせて美しく!肌ツヤには水分・油分だけでなく質の良い睡眠がとても重要。そして湿度対策を取った寝室でしっかり睡眠。風邪知らずで元気に働く!
そのためにも、「湿度のキープ」を心がてくださいませ。

次回は、「睡眠と温め方」です。
それでは良い眠りを☆

 

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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