18日の日経に掲載されておりましたが、来年の2018年からまた税制優遇制度のある資産形成制度が変わります。
税制優遇、という言葉、聞こえはいいのですが、要は「申し訳ありません、老後については皆さんも自分で少しは何とかしてください。その分税金安くしときますから」という事です。年末調整でお馴染みの生命保険料控除も、発想は同じ。今年は70歳以上の高額療養費制度が改正、来年は介護保険制度も改正になります(ここはまた後ほど)。嫌な世の中と嘆くより、「自助努力」に向き合ういいチャンスと捉えてみませんか?
さて、イデコとNISAを使いこなすポイントですが、いたってシンプルに「途中で引き出せるか、出せないか」で考えると、自分のライフスタイルにぴったりな使い方がわかってきます。女性の人生、何があるかわからない。コツコツ貯めているのはいいのだけど、イデコのように60歳まで引き出せないとなると、急な出費にすぐ対応することができません。特に自営業の方は慎重にならざるを得ないのではないでしょうか?
なので、次回からはそれぞれの長所と短所をまとめながら、イデコは「個人型」「企業型」、NISAは「一般」「つみたて」のそれぞれについて、どんな人がどう使えばいいのかを簡単にまとめていきたいと思います。次回は税制優遇の目玉「つみたてNISA」から!
水原 曜(みずはら ひかる)
2014年 住友生命保険相互会社東京本社入社。
「人生最後の転職先に保険会社を選んでしまう」という大ポカを犯してしまうもどうにか乗り越え、2017年4月より指導職に。部下に踊らされる毎日。
個人、法人問わず、フローとストックのバランスを重視した中長期的「無理しない」リスク対策のコンサルティングが最も得意です。
この記事へのコメントはありません。