第4回 <~法人が知っておきたい今後の動向~>

こんにちは。株式会社 FitStat APACの庄司真由美です。
「補助金や助成金って、これから減るの?それとも増えるの?」
そんな声を多くの経営者から聞くようになりました。
確かに、世の中の情勢が変わる中で、国の支援制度も見直されているのが現実です。
この記事では、法人が利用できる補助金・助成金の今後について、なるべくわかりやすく解説します。

1. そもそも補助金・助成金って何?

まずは基本から。
補助金:国や自治体が「こんな取り組みをしてくれるなら支援しますよ」という制度。
→ 例:IT導入補助金、ものづくり補助金、省力化補助金
助成金:雇用や人材育成などを対象に「一定の条件を満たしたら給付される制度」。
→ 例:キャリアアップ助成金、両立支援助成金
どちらも返済不要のため、企業にとってはとても大きな支援になります。

2. 今、何が起きているの?

近年の変化をざっくりまとめると:

補助金・助成金の傾向
~2022年 コロナ対策中心。事業再構築補助金や家賃支援など、緊急支援が多かった。
2023年以降 アフターコロナに移行。デジタル化・グリーン化・働き方改革に関連する補助金が増加。
2025年度(見込み) 国の財政見直しの影響で、一部補助金の縮小や条件厳格化の傾向が出てくる可能性あり。

つまり、「何でもかんでも補助が出る時代」から、「目的がはっきりしている取り組みへの集中投資」にシフトしています。

3. これからのキーワードはこれ!

これから注目すべき分野は次の3つです:
① グリーン(脱炭素)
→ エネルギー削減、再生可能エネルギーの導入などに対する補助金が強化される見込み。
② デジタル化
→ 中小企業のIT導入、業務効率化、セキュリティ強化などが継続的に支援されます。
③ 人材育成・多様性対応
→ 女性活躍、シニア・障害者雇用、リスキリング(再教育)なども助成金対象として重視されます。

4. 法人として、今やるべきことは?

✅ 補助金・助成金は「使えるうちに使う」
→ 条件が変わる前に申請しておくのが基本です。
✅ 事業計画を整理しておく
→ どんな事業にどんな費用がかかるか、整理しておくことでチャンスを逃しません。
✅ 専門家と連携する
→ 社労士、中小企業診断士、補助金コンサルなどの専門家を活用するのも効果的です。

5. まとめ:補助金・助成金は「今と未来をつなぐ橋」

国の支援は、会社のチャレンジを後押しする貴重なツールです。
ただし、「取りやすい時代」は徐々に終わりを迎えつつあります。
これからは、戦略的に情報をキャッチして、自社に合った支援を選ぶ時代です。
「補助金・助成金、使ったことがない…」という方も、まずは一度、活用可能な制度をチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

【プロフィール】
株式会社 FitStat APAC  庄司真由美
金融業界で25年間の経験を持ち、銀行・保険・証券会社にて支店での顧客応から本社での代理店営業まで幅広く担当。
「お客様目線のサービス」を信念に、常に顧客満足を追求。
コロナ禍をきっかけに「自分にとって本当に価値のある働き方」を見直し、
お客様からの「ありがとう」を一つでも多く頂くことを目標 に現職で事業部を立ち上げ。補助金・助成金を必要な人に届けること使命とし、日々精力的に取り組んでいる。

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