Vol.39 睡眠としつけ④

おはようございます。

人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回も、「しつけと睡眠」のお話ラストです。

子どもの睡眠状態が悪い、子供の睡眠リズムが崩れると、発達にどんな影響が起こるのか?
につては、『人生、上手に寝たもん勝ち!Vol.28』をご参照ください。
https://kagujyo.info/睡眠と子供/

先ずはおさらい。

子どもの心身の成長のために睡眠が絶対に必要で大切な時期に、
①子供を放任しすぎていませんか?
②逆に子供をかまいすぎていませんか?
③親の夜型化の都合に子供を合わせていませんか?

今回は最後の問い②についてさらに掘り下げていきたいと思います。

「かまいすぎ」にも実はいくつか気を付ける点があります。

もちろん発達にとって、子どもとのスキンシップやコミュニケーション、子供と過ごす時間を沢山持つことはとても大切です。

一方で、

1.その時間を確保するために、大人の都合&自分の都合に合わせた時間に実施していませんか?
例えば、仕事からの帰宅時間が遅い。でも子供と触れ合いたい。子どもの寝るべき時間を遅らせて又は一度寝た子を起こしてまでスキンシップを持とうとする。

気持ちはわかります。
しかし、健やかな発達のためには、睡眠も必要なのです。
親が「かまいたいからかまう」ために大人の都合に合わせるのではなく、子供の成長のために「どうかまう事が必要か?」を視野に入れ、子供の時間にできる範囲で大人が歩み寄ることが重要なのではないでしょうか?

2.「寝かしつけ」に親が関わる必要がある時期も当然あります。しかし、親が手を放し子供自身が自律的に寝ようとすることを手伝う=親は手を貸さない必要が出てくる時期に年齢が上がれば切り替わっていきます。
自分で眠る、自分で起きる。これが小学生のうちにきちんと身につくかどうかによって、子供の精神状態の発達や、成績にも影響がでるという結果が出ています。

しかし、キツイ言い方をすれば、親が過保護すぎる・過干渉過ぎる=保護者が子供を手放さない・子供の自立を妨げている場合も、子供の不眠症においては見受けられることも少なくないようです。
例えば、いつまでも親が側にいないと寝ようとしない。寝室に入りたがらない。それで眠くなるまで一緒にいてかまってしまう。子供は親と離れたくないため何度も本を読んでと迫られる。親は迫られると「けじめ」をつけられず寝付くまで何度も読んでしまう。
そんな現象がみられるようなら、それは「かまいすぎ」タイプかもしれません。

多くの子供には寝かしつけとして、入眠儀式が有効です。
しかし、その入眠儀式に、『親の手を借りないと眠れない』状況を作るのはよくありません。
それでは大人時間と連動してしまいますし、発達にとって必要な睡眠時間が確保できなくなっていきます。
最初のうちは、親が関わる。しかし、ルールを設け、手放すタイミングを作ること。それも親の役目ではないでしょうか?

このテレビを見たらお布団に入る時間。お話一つ読んだら終わり。「おやすみなさい」の挨拶をきちんとしよう。たとえまだ眠りに落ちていなかったとしても、電気を消して部屋から出ていく。などなど・・・
かわいい子供の寝顔を見たい、寝付くまで見守りたい気持ちも、ぐっとこらえる必要が出てくる時期があるのではないでしょうか?

子ども自身で自立就寝・自立起床ができるようになると、子供自身が自分の体に必要なだけ睡眠を確保しようとするようになります。

あまりにも関わりすぎることが、逆に子供の不眠症の原因となる場合がある。
ということも、念頭において欲しい事実です。

大人と子供では必要な睡眠は違うことを忘れずに、『しっかり関わる&程よく手放す』

全4回でお伝えしてまいりました。子供の「しつけ不足型不眠症」を防ぐために、今一度、我が家はどうだろうか?子供と自分との両方を振り返り観察してみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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