それ夏バテじゃなくて貧血かも!

及川 瑞生
株式会社分子生理化学研究所勤務。
医療機関向けにサプリメント販売・製造を行っているメーカーになります。
健康のために毎日飲み続けるサプリメント。自分の家族にも勧められる高い安全性を日々追及しています。

今年も熱中症に注意

徐々に梅雨も明け、いよいよ本格的な夏が到来しましたね!
今年の夏は“ダブル高気圧”の影響で広範囲で猛暑が続くと言われています。
記録的な高温だった昨年に匹敵する暑さがやってくる可能性があります!

※2020年8月の平均気温 東日本は1946年統計開始以来 第1位 を記録
西日本は 第1位タイ を記録

2020年夏の熱中症で搬送された方は 約6万5千人で、発生場所は住居が最も多く43%でした。

室内での熱中症は、熱気や湿気がこもりやすい室内で過ごしている間、夜間に冷房を使用しないことで寝ている間になることが多いです。室内で過ごしていると、のどの渇きを感じにくくなることがあります。喉が渇いていなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。

気温30℃以上で、湿度65%以上の環境は、特に熱中症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。

汗と一緒に失われるミネラル

夏場は体温を下げるためによく汗をかきます。汗の量が多いと1日3L に達することも!
水分不足は熱中症の原因にもなりますので、こまめな水分補給がやっぱり大事になってきますよね。

気を付けてほしいのが、汗は水分や塩分だけではなく他のミネラルも排出されてしまうことです。特に鉄やカルシウムの流出に注意が必要です。今回は鉄についてご説明いたします。

鉄も、汗で排出されてしまうミネラルの一つです。汗の中の鉄分は、1L中に0.4mgも含まれているという報告がされています。ですので、1日3Lの汗をかくと、毎日1.2mgの鉄が失われてしまう可能性があります。

特に夏場は不足しやすい栄養素の一つで、主にほうれん草等の野菜や海藻、肉や魚に多く含まれています。

鉄は主に赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となります。ヘモグロビンは全身へ酸素を運搬する赤血球の働きに欠かせない役割を担っています。

こんな症状があったら、鉄不足かも…

鉄不足になると、酸素を運搬するヘモグロビンの働きに必要な鉄分が不足してしまい、鉄欠乏性貧血になりやすくなります。

貧血っていうと、めまいや立ち眩みをイメージされる方が多いですが、それだけでなく全身の倦怠感や動機、息切れの自覚症状から、顔面蒼白などの他覚症状まで多岐にわたります。
また、“うつ”も鉄不足が原因となる可能性が示唆されています。

鉄欠乏性貧血は自身で簡単にセルフチェックすることができます…!
指で下まぶたを抑え、まぶたの内側の色をチェックしてみてください。まぶたの内側が白い人は鉄欠乏性貧血の可能性がありますよ。

皆さんもぜひやってみてくださいね!!

ヘム鉄と非ヘム鉄

鉄にも種類がありまして、レバーやかつおに含まれる“ヘム鉄”とほうれん草やひじきに含まれる“非ヘム鉄”の2種類があります。

鉄分を補う際は、ヘム鉄で補うことをおすすめします!!

ヘム鉄と非ヘム鉄の大きな違いとして、ヘム鉄はポリフィリン複合体と呼ばれるたんぱく質に包まれていますが、非ヘム鉄は包まれていないため、鉄が剝き出しの状態になっています。

そのため非ヘム鉄を摂取すると、吐き気やむかつきのような胃腸障害を起こすことがあります。

また、非ヘム鉄の摂取に関しては、効率よく吸収されるためにビタミンC等の摂取が必要である点や非ヘム鉄の吸収阻害をしてしまうお茶(タンニン) 、卵黄(フォスビチン) 穀粒(フィチン酸)等の摂取に気を付けなければならない点があることから、不足分を補うのに非ヘム鉄はあまりおすすめをしません…

ヘム鉄はそういったことを気にせずに摂取できるので、おすすめなんですよ!

吸収率の面でも、ヘム鉄は非ヘム鉄より約5~6倍吸収性が優れていますので、ヘム鉄を含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

必要な栄養素をしっかり補い、暑い夏を乗り切りましょうね!!

プロフィール

及川 瑞生

医療機関向けサプリメントメーカーに就職。皆さんの健康を栄養面でサポートするお手伝いをしています。サプリメントって毎日飲むものだからこそ、製法や原料にこだわった信頼性の高いものを摂りたいですよね。ここでは、役に立つサプリメントの知識・栄養情報をお伝えします。

 

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