夏場におすすめ栄養素~ビタミンC~

及川 瑞生
株式会社分子生理化学研究所勤務。
医療機関向けにサプリメント販売・製造を行っているメーカーになります。
健康のために毎日飲み続けるサプリメント。自分の家族にも勧められる高い安全性を日々追及しています。

ビタミンCはどっち?

早速ですが問題です!
本当のビタミンCの色はどちらでしょうか?

ビタミンCがたくさん入っているジュースは黄色い...
今飲んでいるビタミンCサプリメントは黄色い気がする...

正解は...

『 B 』 です! ビタミンCは白(無色)です!

ビタミンCで連想される「レモン」をイメージして黄色に着色される製品が多いため
勘違いされやすいですね。

ビタミンCが多く含まれる食材は100gあたり アセロラ(1,700mg)、焼きのり(210mg)、赤ピーマン(170mg)、ブロッコリー(140mg) … 、レモン全果(100mg) です。
出展:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

レモンよりもビタミンCを多く含む食材が意外と多いことが分かります。上記以外にもビタミンCを含む食品は数多くあります。

そのため、普段のお食事から摂取するビタミンCで最低限の量(100mg)はとれている方もいると思います。

でも、本当にそれで身体は満足できていますか?

ビタミンCの働き

1) 抗酸化作用

活性酸素と呼ばれる老化の原因にもなる物質から私たちの身体を守る働きです!コエンザイムQ10の回でもお話しましたが、酸化はお肌へのダメージの原因にもなります。美容を維持するためには必要不可欠な成分です。

シミの原因のメラニン色素は、無色のチロシンと呼ばれるアミノ酸が酸化されて作られます。ビタミンCは酸化を抑え(活性酸素を消去)、さらに黒色メラニンを還元し褐色化する(色を薄くする)働きもありますので、美白にもおすすめです!

ビタミンCは濃度が高いほど美白効果を発揮するようですが、高濃度のビタミンC化粧品は刺激が強いためお肌に合わない方がいるのも事実です。食品などで内側からしっかりと補うことが大事です。

参考)日焼け止めきちんと塗れていますか?

紫外線が強くなる今の時期、皆様対策に余念が無いと思いますが…
2018年に報告された文献で、日焼け止め(SPF50)の使用量と紫外線が皮膚細胞のDNAに及ぼすダメージとの関係を調べた結果、一般的な消費者の使用量( 1cm2 あたり 0.75mg )では本来の効果の40%しか効果が得られないことが分かりました。(Young AR, Greenaway J, et al.(2018))

パッケージ表示の効果を得るには1cm2 あたり2mgが必要で、顔全体に塗るには 約0.8g必要と言われています。

乳液タイプ : 500円玉 1 枚分
クリームタイプ : 真珠 2 個分

これだけ塗ると肌が白っぽくなったり、ベタベタしたりと、つい量を減らしてしまいがち。内側からのケアも同時に行うことをおススメします!

2)コラーゲンの合成

コラーゲンは、皮膚や骨、軟骨などを構成する繊維状のタンパク質です。コラーゲンを作り出す能力は40代で急激に衰えてくると言われています。紫外線や活性酸素などによって劣化も進んでしまいます。これはお肌だけでなく、血管や骨なども影響してしまいます。

ビタミンCは弾力のある正常なコラーゲン繊維を作るために必要不可欠です。加齢とともにコラーゲンが作られにくくなるのに、せっかく作られたコラーゲンがうまく機能しなかったら…考えただけでもぞっとします…

正常な構造のコラーゲン繊維が減ると、お肌の弾力や血管の柔軟性、骨質などにも影響が出てしまい、肌荒れが酷く、血管が脆くなり、骨粗鬆症にもなりかねません!

ビタミンCは減りやすい

現代社会に生きる私たちは、喫煙や飲酒、ストレス、紫外線、風邪など、ビタミンCが不足しやすい環境に常にさらされています。

  • ストレス
    通勤による精神的ストレスや、紫外線などの環境ストレスなどによって、ビタミンCはたくさん消費されてしまいます。
  • 喫煙
    たばこには大量の活性酸素が含まれています。1本を吸うたびに、およそ25~50mgものビタミンCが失われると言われており、喫煙者だけでなく、副流煙にも注意が必要です。
  • 飲酒
    アルコールを分解するために、体内のビタミンCが大量に消費されてしまいます。

どれだけのビタミンCが必要?

ビタミンCは水溶性の成分で、体内での消費が多く、体外に排出されやすいことから、しっかりと体の状態を考えてビタミンCを補う必要があります。

ビタミンCと血中濃度の経時的変化を示したデータでは、 グラム単位でのビタミンCを摂取することにより血液中のビタミンC濃度がしっかりと高まることが報告されています。
ですが、体の中で幅広く活躍するビタミンCは、常にからだの中で引っ張りだこ。

体中にきちんと行き渡るよう、1回に2g以上補うことをおすすめします。米国抗加齢医学会でも健康維持のためビタミンCの1日6000〜8000㎎摂取を勧めています。

医療機関では純粋な高配合ビタミンCを一度に摂れる製品の需要が年々高まっています。

ビタミンCサプリメントを選ぶポイント

グラム単位のビタミンCを摂るとなると、サプリメントが第一候補となります。
数多くの製品の中から自分に合った製品を見つけるためのポイントをご紹介します。

・原材料
グラム単位で摂ることを考えると、少しでも不安がある原材料は避けたいもの。
ビタミンCの原材料は価格競争が激しく、コストダウンのしわ寄せはどこかに現れてきてもおかしくありません。

日本の現状は、ビタミンC原材料の90%以上を中国からの輸入に頼っています。全てを一括りにできませんが、不安を感じてしまう方も中にはいらっしゃいます。

健康維持のために摂取するものですから、原材料の品質や原産国にまでこだわって選ぶことをおススメいたします。分からないことはとにかくメーカーに聞いてみましょう!自信をもって作っている会社であれば教えてくれますよ!

・シンプルな処方のもの
ビタミンCはたくさん摂ることが大事です!飲みやすいからといって、美味しく味付けされたもの、錠剤などに加工されたものは、余分な成分が多く配合されている可能性があります。身体が必要としているのは『 ビタミンC 』ですよ!それを念頭に置いて製品を選択することをおススメいたします。

皆様の毎日の健康に少しでも貢献できれば幸いです。

プロフィール

及川 瑞生

医療機関向けサプリメントメーカーに就職。皆さんの健康を栄養面でサポートするお手伝いをしています。サプリメントって毎日飲むものだからこそ、製法や原料にこだわった信頼性の高いものを摂りたいですよね。ここでは、役に立つサプリメントの知識・栄養情報をお伝えします。

 

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