《和文化》生の演奏を見るには・・

こんにちは!
笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。

皆様は伝統芸能を観たい、和楽器を聴きたいと思われたら、どのように探されますか?

まずはネットで探されますよね?
歌舞伎や能でしたら、専門の舞台を持つ劇場で開催されることがほとんどですので、歌舞伎座や国立劇場、国立能楽堂などの能舞台の情報を検索すると情報が得られます。

長唄や清元、常磐津といった音楽は歌舞伎のバックミュージックですので、歌舞伎を観に行くと、間違いなく聞くことができます。
しかし残念ながら、楽器の演奏を見ようと思って行かれても、見れないことも多々あります。演目によって演奏者が舞台上で演奏することもありますが、大概は、黒御簾といわれる舞台下手の隠れ小部屋で演奏されて姿を見せないからです。

長唄は踊りを抜きに単独で演奏されることも多いのですが、他にお座敷芸である、端唄、小唄(これらは三味線と唄)、琴や尺八、笛となると場所を問わず演奏が可能ですので、メジャーなホール以外の演奏会は逆に探すのが難しいかもしれません。

先日、師匠から連絡があって、師匠が出演される演奏会に行ってきました。
東京の京橋エドグランのタワービルのロビーでの演奏、しかも無料!!
一流の女流の演奏者8人(三味線、唄、太鼓、大鼓、小皷、笛)による、長唄「越後獅子」と「勝三郎連獅子」。さらに楽器の解説付き!
という、あまりの出血サービスに倒れそうになりましたが、全然宣伝されてないのにも驚きました。
どうやら師匠は「人が集まらないかもしれない」と懸念された主催者側からの依頼があって、弟子達や生徒さんたちに声を掛けられたようでした。

当日、立ち見も出た会場のほとんどは出演者の方々の関係者とみられましたが、こんなヨダレ物のイベントが身近にあるのに知られていないのは残念すぎます。

和楽器でも人気の大太鼓は、パフォーマンス性もあって、各地のお祭りやイベントで気軽に目にする機会がありますし、演奏グループや愛好会も多いですので、地元新聞や広告などで情報を得ることはたやすいかと思います。

ただ、個人的にはきちんとしたトラディッショナルを是非観ていただきたいなと思います。太鼓だったら元々地場に伝わる古い太鼓演奏ですね。
また笛だとしたら、パフォーマンス性のある現代的なものでなく、長唄や能の曲です。
それが全ての基本になっているからです。

例えば、伝統芸能である長唄でさえ、プロの演奏家の方々は、芸大の学生時代などにさらにその源である能を学ばれています。
基本の基本、伝統の伝統、正直、古臭さや難しさを感じられるかもしれませんが、そこには伝統に根ざした奥深さ、趣、面白さが隠されています。

先の師匠の出演された演奏会のように、ネットで探してもなかなか見つけづらいかもしれませんが、気になる演奏者がいらっしゃいましたら、その方のブログ(残念ながら、伝統芸能の方ってパソコンとかSNSが苦手でされてない方が多いんですが)や関係者から当たられてみると見つかるかと思います。

ぜひぜひ今年は本物の伝統音楽を楽しんでみてくださいね!

●もし篠笛を習ってみたい等、個別にご相談、お稽古のご希望等ございましたら、こちらまでどうぞ!

ワード・スピリット 藤本博子
wordspirit.curation@gmail.com

藤本博子(福原百麗)

伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。

これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。

現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。

一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。

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