《健康》エゴレジと脳の健康

ストレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりするものです。その理由もメカニズムもさまざまです。でも、誰もが持っている力「エゴレジ力」を高めることで、それぞれの状況に応じて自我のバランスをとる力を強化し、メゲたり凹んだりしても、すぐに立ち直る力を養うことが可能なのです。

エゴレジ研究所の小野寺と畑が、お手伝いします。

🔴パフォーマンスをあげる行動習慣 

「脳の健康」といえば、キーワードとして真っ先に思い浮かぶのは、「質の高い睡眠」や「DHA・EPAサプリ」でしょうか。そうした方法とはひと味違う話をする方がいます。人材コンサルタント会社(Bodytune-Partners社)社長 阿部 雅行氏は、著書『MBA式 健康防衛』(クロスメディア・パブリッシング)の中で、健康を妨害する人の思考や行動の「クセ」に注目し、脳が健康であるために必要な行動について解説されています。

 

まず、「脳の健康」を保つベストパフォーマンスを維持するには、次の6種類の行動習慣を身につけると良いと著者は唱えています。

  1. 好奇心を持つ
  2. 新しいことを試してみる
  3. 安心安全な状態を保つ
  4. 取捨選択し、今この瞬間に集中する
  5. メリハリをつける
  6. 納得感を持って行動する

最初の3つは「思考のリフレッシュ」、あとの3つは「思考の整理」につながる行動です。では、具体的にどのような行動なのでしょうか、今回はエゴレジのアップにも関連する(1)と(6)に絞ってご紹介します。

🔴好奇心を持つ!

阿部氏によれば、脳には「学習したことを生かし、なるべく無意識にオートマチックに行動できるような、省エネ機能」があるそうです。日常生活ではそれが便利な反面、脳の一部しか使わないので、これ頼みで生活してゆくと、脳は衰えてしまいます。それを防ぐのが、好奇心を持ち、育ててゆく姿勢なのです。「もっと知りたい」「やってみたい」という行動の原動力となる好奇心は、脳内物質のドーパミンを分泌させ、「仕事に対するやる気や集中力が高まったり、充実感が増したりする」効果があるのです。

好奇心を育てるために手軽な方法が、“ニュースソースを変える”こと。例えば、スマホのトップに設定しているおなじみのニュースサイトばかりでなく、日によってニュースサイトを変えてみたり、普段は読まない新聞・雑誌を読んでみるだけで、新たな好奇心がわく可能性があります。阿部氏は、時には同僚や友人などよく知っている人以外と食事をしたり、意識して家族の話を聞くという方法でも効果があるとしています。

🔴納得感を持って行動する!

著者の言う「納得感」とは、「自分がこれをやる意味をわかっている」ということで、その反対語はやらされ感」。後者の感覚は、脳に思いのほか過大なストレスをかけると指摘されています。

この納得感を持つのに必要なスキルが、ロジカルシンキングと主体性。論理的に考えて行う筋道の通った行動を、自分が決定権を持って主体的に行うことが、この感覚を持つのに不可欠です。

そのスキル向上に役立つこととして、挙げられているのが“小さな意思決定を意識する”こと。ランチに何を食べるのか、通勤時にどの車両に乗るかなど、あまり考えずに済ませている行動に意識を向け、「なぜそうするのか」を考えてみるということです。例えば、「昼食に社食ではなく、〇〇という定食屋に行った」なら、なぜそうしたかを振り返ってみる。そして、「午前中のミーティングがハードだったので気分転換に外に出た」と気づけば、そこに納得感が生まれる、というふうに・・・。

納得感は、脳の余計なストレスを避け、思わぬ失敗であっても「必要な失敗だった」と受け入れ、次につなげることができるなど、その効用は大きいと言います。

🔴習慣化とは、「意識せずに行動できる」こと!

基本行動を習慣化できるかどうかの分かれ目は、行動「」の意識と行動「」の振り返りにあります。
この「意識・行動・振り返り」を、意識せずに行動できるようになるまでくり返すことで習慣が定着されます。

いかがでしょう?日常生活のちょっとした行動習慣を「脳の健康」を意識して変えてみませんか?

今回ご紹介した例は、誰にでもできる方法です。エゴレジを鍛えるにも効果絶大!是非、あなたもトライしてみてください。

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次回はまたエゴレジ関連の話題をご紹介します。

小野寺敦子

エゴレジ研究所代表。心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。同校心理学研究科大学院修士課程教授。同校心理学研究科博士後期課程教授。臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問。
NPO法人こどものくに代表理事。

畑 潮

エゴレジ研究所GM。GCDFキャリアカウンセラー

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