《健康》エゴレジとセルフイメージ

ストレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりするものです。その理由もメカニズムもさまざまです。でも、誰もが持っている力「エゴレジ力」を高めることで、それぞれの状況に応じて自我のバランスをとる力を強化し、メゲたり凹んだりしても、すぐに立ち直る力を養うことが可能なのです。
エゴレジ研究所の小野寺と畑が、お手伝いします。

🔴セルフイメージって?

自分に対してどのようなイメージをもっているのか。そのイメージのことを「セルフイメージ」と言います。このセルフイメージは、周りの人たちや自分自身が、自分に対して投げかける「言葉」によって創られています。この「言葉」をあなどってはいけません。自分に投げかける言葉を変え、それを続けていくと脳の構造まで変わることがわかってきたのです。人は、ある刺激に対して感情を喚起します。そして、それと似た記憶と感情を思い出します。これは、身体反応にも影響するそうで、実際に視力矯正や育毛など、幅広いイメージトレーニングでも活用されているそうです。

セルフイメージは周りの人たちや自分が使う「言葉」でできています。ただ幸運なことに、言葉は物事の「ポジティブな面」と「ネガティブな面」の両方を表現することができます。ものは言いようです。この言葉の表現力を利用したのが「リフレーミング」です。

有名なものは、コップの水を見て「もう半分しかない!」と思うか「まだ半分もある!」と思うか、です。ただの言葉の言い換えに過ぎないのではないかと、その効果を疑う人も多いでしょう。そんなに簡単なことなら、誰も苦労していないよと思うかもしれません。ですが、続けていけば喚起される感情と記憶が変わり、身体反応も変わり、さらにセルフイメージが変わり、脳の構造まで変わるのです。

私たちはすべての物事を、その人独自の視点で見ています。この物事を見る視点のことを「フレーム」と言います。そして、このフレームを変えることが「リフレーミング」です。そして、リフレーミングをおこなうと、同じ物事であっても、受け止め方や感じ方が変わってきます。リフレーミング効果とは、同じものだとしても表現の方法次第で自分の捉え方や相手の印象を変えることができる効果を指します。

自分のことを表現するとき、ネガティブな言葉を使っていませんか?欠点ならいっぱいあるけど、良いとこはあまりない!って言う方が結構多いのです。自分のことは自分が一番知っている、とはいえ「思い込み」や「決めつけ」で自分の評価をしていませんか?

エゴレジ力アップにチャレンジするには、まず自分のイメージをポジティブに変えてみることです。

🔴リフレーミング効果!

リフレーミングは人のモチベーションや意思決定に大きな影響を与えます。そんなリフレーミングにはちょっとしたコツがあります。それは2つの種類を知ることです。

1.意味のリフレーミング・・・事柄や行動など、そのものの意味を変える。

「飽きっぽい」は「好奇心旺盛」「気持ちの切り替えが早い」
「だらしがない」は「こだわらない、おおらか
「短気な」は「情熱的な」「自分に素直」
「優柔不断」は「何事も熟考するタイプ」「穏便派」「物事をいろいろな角度から考えられる」
「気が弱い」は「謙虚な性格」「石橋を叩いて渡る慎重派」「自分の身の丈を知っている」

2.状況のリフレーミング・・・場面によっての意味を変える。

「こだわりが強い」は「集中力が必要な時に役立つ
「迷って決められない」は「みんなの意見が尊重できる場で役立つ
「調子に乗りやすい」は「雰囲気を明るくしたい時に役立つ
「しつこい」は「粘り強さや諦めない力が必要な時に役立つ
「よく考えない」は「行動力が必要な場で役立つ

「ポジティブな面」と「ネガティブな面」、つまりマイナスもプラスも言い表し方ひとつで変えられるのです。自分の中で何をどう考えようが自由なのですから、思いっきり都合のいい解釈をしてみましょう。今持っているセルフイメージを「少しズラす」ことができるのではないでしょうか。すると、自分の性格が少し好きになりませんか? わたしたちには短所の数だけ長所があるとも言えるのです。

また、望ましくない感情になっているのを感じたら、その反応は選択できるということを思い出し、リフレーミングすることで望ましい反応を自分で選択するようにしてみましょう。これがクセづけできると自分のエネルギーのコントロールがある程度できるようになり、おまけに幸福度もあがります。

🔴自信への近道

セルフイメージとは、「自分が持っているイメージ」です。他の誰かではなく、自分が勝手に考えていることなので、自分ひとりで対処することができます。セルフイメージを変えるには、いくつかの手段があります。「違う側面からとらえる」「新しいイメージを発見する」「より適切なものとすりかえる」などです。

人間の脳は数パーセントしか使われていないと言います。その数パーセントをコンプレックスやネガティブなセルフイメージで埋めてしまうのは、もったいないことです。

自分のセルフイメージから来る行動の積み重ねの結果が自信になっていくのです。自分に自信をつけるには「セルフイメージをプラス(ポジティブ)なものにする」ことです。

エゴレジをアップする一つに「相手に対して思いやりをもつ」ことがあげられます。セルフイメージをプラスなものにして「自分に優しく」しましょう。そういう自分を傷つけない人は、他人をも傷つけない人になっていきます。それが「思いやり」を育てます。ぜひ試してみてください。

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次回はまたエゴレジ関連の話題をご紹介します。

小野寺敦子

エゴレジ研究所代表。心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。同校心理学研究科大学院修士課程教授。同校心理学研究科博士後期課程教授。臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問。
NPO法人こどものくに代表理事。

畑 潮

エゴレジ研究所GM。GCDFキャリアカウンセラー

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