《和文化》アートなくしてビジネスなし!

こんにちは!笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。
今日はちょっと和文化から拡大した話題に触れてみようと思います。

最近、本屋さんのビジネスコーナーで注目されている本があります。

『ビジネスの限界はアートで超えろ!』

リクルート出身のアート・アンド・ロジック株式会社の社長増村岳史氏の著書です。
元々伝統工芸の家のご出身で、リクルートから転身し、コンテンツ事業などに従事後、驚異的短期間で絵が描けるようになるプログラムを開発され独立。
それを広め、ビジネスにも活用できるよう啓蒙活動をされている方です。

この著書の他にも、最近立て続けにアートとビジネスに関する本が発刊されています。
ビジネススキル、ビジネスセンスを上げるためにアートがすごい威力を発揮するというのです。
欧米のビジネスリーダー、エグゼクティブにとってアート(特に西洋美術史)は一般常識。
アートを知らないということは雑談にさえ加われず、ましてや人脈もビジネスの拡大もありえないって信じられますか?

確かにスティーブ・ジョブズを始めとする名だたるグローバルリーダーたちがアートを学び、コレクションし、美術館の設立や教育活動で社会に貢献していることはよく知られています。

一昔前は、日本でも財界人は教養人であり、様々な芸事・芸術を嗜んでおられました。
ブリジストン、サントリー、パナソニック、損保ジャパン、東急、DIC、三井、三菱、出光・・・数々の企業、その創業者のコレクションを私たちは堪能することができますし、日本の宝でもある所蔵品を国に代わって管理・保存してくださってると考えると社会貢献度が高いと言えますね。

『ビジネスの限界はアートで超えろ!』では、マネジメントの父とも呼ばれるピーター・ドラッカーが日本絵画の収集家であったことが紹介されています。
3年前には千葉市美術館で「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画展」が開催されました。

ドラッカーがなぜ日本絵画(室町から近世の水墨画、禅画が中心です)に惹かれたのか?

実はここにその見解は書かれていません!
経営とアートの共通項を取り上げただけです。
印象派の記述についても少々疑問に思う部分があったりするものの、すでに海外のビジネスシーンでアートが欠かせないものであり、ビジネスに揺さぶりを掛ける威力があるという投げかけ・問題提起は非常に意味があることと思います。

実は私も京都造形芸術大学で芸術学を勉強中で、すでに数年前からハロートレーニングの授業にも芸術を実験的に取り入れているのですが、ちょっと私の捉え方と違うなと思う部分があります。

提言者のほとんどがビジネスを目的としていること。
そしてアート=美術と捉えている点です。

私はキャリアコンサルタントとして、個人の考え方や生き方に揺さぶりをかける立ち位置にいるので、

*常識や思い込みを外す
*自信のない自分から脱却して、自分の素晴らしさや可能性を見出す

という自己実現にフォーカスしています。
元々アートが好きで、長年音楽にも取り組んでいるので、芸術の素晴らしさを実体感していることがベースにあり、そこが出発点です。

芸術のテクニックに着目してビジネススキルを上げるのに活用しようという発想とは少々原点が違うかなという感じがします。

芸術・アートは美術だけではありません。
音楽にだってビジネスヒントは溢れてますし、オーケストラや合奏は会社と同じで、チームワーク、コミュニケーション能力が求められます。できないことをできるようにするためには単調な練習を繰り返さなくてはなりません。
実際、楽器がある程度できる方は、ビジネスでも反応が早かったり、感性が高いと実感させられることが多々あります。

動機がビジネススキルを上げるためであっても、アートを勉強したり、鑑賞したりするうちに、本物の芸術の凄さ、美しさを感じられる自分に気付けたら、もう自己変革が始まってると言えるかもしれません。
自分を変えるのも、変わるのもある意味アートですね。

いよいよ今週末、10日(土)は「大人女子の屋形船」イベントが開催されます。
江戸風流な曲を演奏させていただく予定です。
12月15日には「篠笛体験講座」を開催する予定でおります。
屋形船イベントやメルマガでもご案内いたしますが、お楽しみに!!

下記ストアカにて詳細・お申込みご案内しております。

https://www.street-academy.com/myclass/38288?

藤本博子(福原百麗)

伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。

これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。

現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。

一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。

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