《マネー》第7回「2018年、風が吹いたら本当に儲かるのは何屋?」

明けましたね、おめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて昨年末から今年の景気予想があちこちで立っております。まず5月には改元特需があるでしょうね。一説には10兆円規模とまで言われております。主にIT業と印刷業、百貨店がその恩恵を受けるそうです。むむ、本当に?

IT業で考えてみます。確かにシステム開発系は「受注」増でしょう。しかし、そもそもシステムとは本来、西暦で日付を管理、運用するように出来ています。なので元号が変わってもそんなに痛手はないのです。画面表記の一部を変更とか、西暦に変換する数式を組み込むとか、その辺の変更に留まるところがほとんどではないでしょうか。
改元と聞いてあの2000年問題を連想する人もいらっしゃるかと思いますが、全く違う話なのです。そのせいか営業現場では相手側に「これくらいメンテナンスのうちでしょ?」と押し切られてしまうことも。実際にシステム開発会社の社長さん達に聞いてみても「全然儲かる仕事じゃない、むしろ本業の開発に影響が出る可能性があるから困る」とみなさん暗い顔。必ずしもIT系が改元特需の大恩恵を受け「利益」増となるとは限らないのです。

今年以降「風が吹けば桶屋が儲かる」現象は益々少なくなると、私は予想します。自社事で恐縮ですが「保険が売れたらコーヒー屋が儲かる」仕組みが8月から始まります。普通に考えたら結びつかない商流が、どんどん現実化されていく。なので皆さんに今年から始めていただきたいのは「風が吹いたら本当に儲かるのは何屋なのかを考える」です。
特に今年から積極的な投資を始めてみたい方は、細かい指標や単語の意味に精通することももちろん大事なのですが、そもそもの「企業の儲け」を辿れるようにならなければ、値の上下に一喜一憂するばかりで疲れてしまいます。2018年はぜひその習慣を身に付けてください。ではまた来週!

水原 曜(みずはら ひかる)

2014年 住友生命保険相互会社東京本社入社。
「人生最後の転職先に保険会社を選んでしまう」という大ポカを犯してしまうもどうにか乗り越え、2017年4月より指導職に。部下に踊らされる毎日。
個人、法人問わず、フローとストックのバランスを重視した中長期的「無理しない」リスク対策のコンサルティングが最も得意です。

 

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