《マネー》第25回「保険の組み立て方講座~必要保障額/総払込保険料って?~」

第25回「保険の組み立て方講座~必要保障額/総払込保険料って?~」

さて必要保障額は逓減していくので、それに合わせた形の保険を持つのが良いと前回お話ししました。

逓減型(形は三角形)の保険を持つ最大のメリットは、実は保険料にあります。逓減型の保険の多くが、更新がない全期型と呼ばれるものになります。全期型とは、契約日から満了日まで加入当時の保険料がずっと続く保険の事です。途中で保険料が上がったりはしません。従来の更新型(形は四角形)のように10年や15年で保険料が上がっていくタイプとは全く違います。

更新がない、という事は、全保険期間で必要な保険料、つまり総払込保険料が、更新型に比べ安い、という事です。実は更新型は更新する度にその時の年齢で保険料を再計算します。なので年齢が上がるにつれて保険料も高くなっていきます。保障の中身にもよるのですが、だいたい1.5~2.5倍ほど保険料は上がります。これは困りますよね。同じ保障内容で同じ保険金額なのに、年齢が1歳違うだけで保険料が倍違う。「頭では分かっているんだけどどうも納得いかない」と仰る方も多いです。で、更新の度に保障額を下げ、保険料が見直し前とあまり変わらないよう調整したりするわけです。保障額を下げて、今と同じくらいの保険料にする。結局は逓減型に寄せているのです。だったら最初から逓減型にすればいい。そもそも必要保障額は逓減していくのですから。

私のお客様の場合、更新型から逓減型に変更した結果、平均200万円ほど総払込保険料が下がっています。一番下がったパターンで約800万円でした。これはちゃんと必要保障額を計算したためでもあります。

もちろん、ご要望と必要に応じて別の形の保険を設計する場合もあります。企業保険だと、四角形であったり、逆に逓増型であった方が良い場合もあります。状況に依りけり、です。

必要保障額の計算って、大事でしょ?ただ自分でするのは面倒臭い。障害年金とか遺族年金とか、ややこしい。そういう時は保険屋やファイナンシャルプランナーに依頼してください。ちょちょいのちょいで算出しますよ(もちろん私でも!)

就労不能と死亡についてはここまで。次回からは医療の話をしたいと思います。まずは「日額5,000円の謎」からです。皆さん台風には気を付けて!

 

水原 曜(みずはら ひかる)

2014年 住友生命保険相互会社東京本社入社。
「人生最後の転職先に保険会社を選んでしまう」という大ポカを犯してしまうもどうにか乗り越え、2017年4月より指導職に。部下に踊らされる毎日。
個人、法人問わず、フローとストックのバランスを重視した中長期的「無理しない」リスク対策のコンサルティングが最も得意です。

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