第24回「保険の組み立て方講座~必要保障額/三角形~」

水原 曜(みずはら ひかる)

2014年 住友生命保険相互会社東京本社入社。
「人生最後の転職先に保険会社を選んでしまう」という大ポカを犯してしまうもどうにか乗り越え、2017年4月より指導職に。部下に踊らされる毎日。
個人、法人問わず、フローとストックのバランスを重視した中長期的「無理しない」リスク対策のコンサルティングが最も得意です。

 

第24回「保険の組み立て方講座~必要保障額/三角形~」

死亡時と就労不能時の必要保障額がそれぞれはじき出されて、意外と金額が大きいのにびっくりされる方は多いです。山田さんご一家の必要保障額も、死亡時は7,560万円、就労不能時は1憶4,542万円でしたので、昔ながらの「そうですね、大黒柱ですから死亡時3,000万は残さないとね」という意味不明な理論で何となく保険に加入しているとしたら、「え、ちょっとホントですかそれ。高い保険を売りつけようとしてませんかね」と言いたくなりますよね。

しかし、必要保障額はずっと一定ではありません。実は年々減少していきます。なぜなら、必要保障額は今現在から65歳になるまでの不足分の累積値だからです。山田さんは現在35歳ですから、今現在の必要保障額は65歳になるまで、つまり30年分の累積値です。でも元気に1年を過ごせば、翌年は1歳だけ65歳に近づくのですから、必要保障額の累積値は29年分となります。なので、山田家の就労不能時の必要保障額は、現時点では億越えですが、64歳の誕生日を迎えると残1年分、つまり485万円まで減少するのです。

この推移を、横軸を年、縦軸を金額のグラフにすると、必要保障額は三角の形を成すことが分かります。いわゆる「逓減型」と呼ばれる形です。

よく「貯金は三角、保険は四角」と言われますが、もし必要保障額を保険で守るとするならば、「貯金は三角、保険も三角」である必要があるのです(ただし貯金は一般的に「逓増型」と呼ばれる三角形になります。取り崩さなければね)。ここがミソ。

では次回は逓減型にするもう一つのメリット、保険料についてお話したいと思います。疲労が蓄積すると腰が痛くなる毎日です。みなさん暑さに負けずご自愛くださいね。

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