エゴレジと春の健康

小野寺敦子

エゴレジ研究所代表。心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。同校心理学研究科大学院修士課程教授。同校心理学研究科博士後期課程教授。臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問。
NPO法人こどものくに代表理事。

畑 潮

エゴレジ研究所GM。GCDFキャリアカウンセラー

エゴレジと春の健康

 

スレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりするものです。その理由もメカニズムもさまざまです。でも、誰もが持っている力「エゴレジ力」を高めることで、それぞれの状況に応じて自我のバランスをとる力を強化し、メゲたり凹んだりしても、すぐに立ち直る力を養うことが可能なのです。
エゴレジ研究所の小野寺と畑が、お手伝いします。

🔴心のバランスを整える  

春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間、引越など「変化」の多い季節です。気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。体調を崩したりメンタル的に落ち込みやすくなるのも、四季の中ではダントツに『春』が多いと言われています。エゴレジ力を発揮して,この時季をやり過ごすために役に立つ生活上のヒントがあります。

心のバランスを整えるには・・・

  1. 生活のリズム
    ポイントとなる時間は3つ!「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。ただし、無理はせず、自分に合ったリズムが大事。
  2. 栄養バランスのよい食事
    ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実
    が不足しないよう心がけましょう。
    中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。また、疲労回復や緊張緩和によい食材を選ぶとよいでしょう。たとえば、心身の疲労回復にはヤマイモ、緊張緩和にはシュンギクが効果的と言われています。
  3. 休養
    ときには何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。音楽を聴いたり、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で自分を労わる時間を持ちましょう。
  4. 体温調節
    気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。

🔴気持ちの切り換え上手になる

新しい環境に適応しようとして、最初は頑張っていた人が、次第に心身ともに疲労し、エネルギーが持続しなくなり、やる気が起こらなくなることがあります。そんな環境変の化は、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニン(ストレスの軽減に役立つ脳内の神経伝達物質)の分泌を不足させ、その結果、感情を上手くコントロールできなくなったり、憂うつな気分になりやすくなります。

エゴレジ力を発揮するためにも,気持ちや気分の切り換え上手になりましょう。気持ちや気分の切り替えは,早い人も遅い人もいます。「来月向上委員会」のコラムを引用し,切り替えの早い人の特徴から,切り替え上手のヒントを見つけてみましょう。

切り替えが早い人 切り替えが遅い人
未来志向
没頭できる趣味がある
集中力が高い
楽天的
時間の使い方が上手
自己中心的
小さいことを気にしない
忘れっぽい
決断力がある
失敗の経験が多い
自分に自信がない
まじめ
二択でものを考える
頑張りすぎる
打たれ弱い
減点法で考える
あきらめにくい
ものを捨てられない
客観的に考えるのが苦手
先延ばし体質

(出典:ネクストフェイズHP)

●気持ちの切り替えが上手な人は楽天的で、人にどう見られているとか、どう思われているかなどを気にしてイライラしたりせず、それより、自分がどうしたいか、自分がどう思っているのかに焦点を置いています。いい意味で自己中とも言えます。行き詰ったら必要以上にあれこれ心配しないで「なんとかなるさ」という気持ちでことに臨みましょう。

もし、失敗した時は、クヨクヨ考えず、とりあえず開き直って早く寝るようにしましょう。混乱している頭を休ませることで、頭がスッキリして気持ちが切り替わりますので、とにかく少しでも多く寝るようにしましょう。

●気持ちの切り替えが上手な人には、前向きな人が多いです。いつも過去より未来に気持ちが向かっているので、新しいことにも悩まずチャレンジしていきます。

そして、できなかったことより、できたことに焦点を当てているので、次々に行動を起こせます。前向きになるには、小さなことでもいいのでできたことを喜び、自分に自信をつけましょう。あくまでも失敗よりも小さな成功を重ねていることに視点を置き、自分に加点していきましょう。

●気持ちの切り替えが早い人は、決断するのも早いです。いつまでも落ち込んでいるのは時間がもったいないとすぐに決断して、落ち込むのをやめます。だから、決断力がある人は、時間の使い方も上手です。クヨクヨと落ち込んでいる時間に別のことができます。いるものといらないものの区別をするのと同じように、大切な時間とそうでない時間を自分の心の中で早く決断し、次に進みましょう。

●気持ちの切り替えが上手な人は、集中力があります。何をするにも全力投球。好きなことをするのも、泣くのも笑うのも集中です。好きなことに没頭していると、悩みをすっかり忘れて無心になっていたってこと,ありますよね。何かにつまづいたら、悩んでいることはとりあえず横に置いておいて、今すぐに好きなことに集中して取り組むことで、気持ちの切り替わりも早くなります。

●これまであげてきた特徴から、気持ちの切り替えが上手な人は失敗する経験も多くなります。次々にチャレンジしていくので、成功だけでなく、失敗の数も人より増えます。失敗する度に打ちひしがれても立ち直って,それを何度も繰り返すことで、自ずと打たれ強くもなります。失敗で凹んでいる時は、過去の成功体験を思い出してみましょう。以前に失敗を乗り越えて何かを得たときの経験を思い出し、その時味わった嬉しかった感情や達成感も一緒に思い出すことで、気持ちを切り替えがスムーズになります。うまくいったこと,成功体験はどこかにメモっておいて、すぐに思い出せるようにしておくことが秘訣かも・・・。

切り替え上手な人になるための 10のポイント

  1. 開き直る。
  2. 悩む前に行動する。
  3. とりあえず寝る。
  4. 未来のことを考える。
  5. 自分へのご褒美を決めておく。
  6. 考えない癖をつける。
  7. やる気の出る本(グッズ)を見つける。
  8. 成功体験をメモしておく。
  9. 新聞や本を声を出して読んでみる。
  10. 思いっきり泣く。思いっきり笑う。

●その他,切り替え上手になるポイントをまとめました。

🔴エゴレジで春を気持ちよく!

現代社会で働く人は、普段からストレス過多で交感神経(自律神経系の一つ)を過剰に働かせて「過緊張状態」になりやすい傾向があります。食事や休憩時間にも仕事に追われてリラックスできない、夜、帰宅した後も日中の出来事が気になって頭から離れない、といった緊張状態が慢性化している人に、さまざまな「春の変化」が立て続けに起こると、自律神経系の疲労が一気に加速してしまいます。「春の変化」には、意識的なセルフケアが必要です。試行錯誤しながら自らつくり上げた気持ちや気分の「切り替え法」は、エゴをコントロールしてバランスをとってくれるエゴレジのスイッチをオンにする助けになるはずです。ストレスと上手につきあいましょう!

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次回はまたエゴレジ関連の話題をご紹介します。

 

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