エゴレジとグリット-2-

小野寺敦子

エゴレジ研究所代表。心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。同校心理学研究科大学院修士課程教授。同校心理学研究科博士後期課程教授。臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問。NYこどものくに東京 理事。

畑 潮

エゴレジ研究所GM。GCDFキャリアカウンセラー

 

スレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりするものです。その理由もメカニズムもさまざまです。でも、誰もが持っている力「エゴレジ力」を高めることで、それぞれの状況に応じて自我のバランスをとる力を強化し、メゲたり凹んだりしても、すぐに立ち直る力を養うことが可能なのです。エゴレジ研究所の小野寺と畑が、お手伝いします。

グリットの話続き

グリットとは、物事に対する「情熱」であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に「粘り強く努力する」ことによって、物事を最後までやり遂げる力のことです。グリットはスタミナを必要とします。1つの夢や目標を実現するために毎日毎日、夢中になって続けることです。3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年…。そうすることで、やがて夢や目標が現実のものとなるのです。

でも,そういうものは誰にもすぐに見つけられるとは限りません。失敗を恐れずに積極的に挑戦し、失敗を重ねてみなければなりません。たくさん失敗しても立ち直り、失敗から学んだことを次に生かして、何度でもやり直しましょう。あなたのエゴレジ力―好奇心、やってみる!精神、チャレンジ精神―を発揮しましょう。きっと何か見つけられます。

グリット力を高める方法

ダックワース教授のTED Talksでの話をご紹介します。

◆参考logmi「成功者が共通して持つ「グリット」という能力–才能でも,努力でもない第3の要素とは?」

 

① 自分の興味、関心があることにとことん没頭する

あなたは、寝食を忘れるほどに,何かに没頭した経験はありますか?それは,まさにグリット力を発揮しているときだと思います。自分の好きなことを,とことん夢中になってやり続けることで,気づいたらその道の第一人者になっている,ということがあります。ただ,「好き」という純粋な気持ちを大事にしてみてください。(そう考えると,ニッチな世界で成功している人ほど,マニアックだったりするなと感じます。)

失敗しても、間違っても、身につけた知恵でやり直す必要がある” Dr. Angela Lee Duckworth

② 達成した先の世界に好奇心をもち,信じる

長期的な目標や夢に向かって走り続けられる人は,その達成した世界を見たいと本気で願い,その世界を「ただ見たい」と強い好奇心を持っています。そして,その世界を実現できることを信じています。やれると信じて疑わないからこそ,やり続けられるのです。–中略–

好奇心を持ち続けられる人が,このグリット力をもてるのだと感じます。

自分との小さな約束を守る

私がグリット力がある人に共通するなと感じることは,とても誠実な方ばかりだということです。それも,他の誰でもない自分自身に対して,誠実です。自分の中のルールを誰が見てようと見てなかろうと守り,小さな習慣を大事にしています。グリット力を強化するには,まず,自分自身との小さな約束を守ることから始めてみましょう。日記を毎日かく,毎日3つ感謝する,週に3回はランニングをするなど,自分しか知らない約束を守り続けてみてください。気づいたら,あなたの意志力と,そして自分自身を信頼する力も大きくなることでしょう。

←黒岩義昭氏のブログで見つけた画像です。何か遊びの塾のお題だそうですが、まさに グリットを言い当てています❤

 

 

もう一つのグリット養生法

前回ご紹介したもう一つのグリット本の著者ロビンコヴァルとリンダ・キャプランセイラー両氏が著書の中で紹介しているグリット養生法もあります。

やるべきことを片付ける やってしまいたいことの一覧表を作り、その週のうちに最低ひとつ必ずやり遂げよう

入念すぎるほどの準備 過信は禁物。練習やリハーサルを入念に

まずはチャレンジ 嘘をつく必要はないが無理はしよう

30分余計にがんばる 一日30分でも一年では180時間になる

魔法の言葉に頼る 目標を堅持するために、目標をパスワードにしてみよう quit@smoking4ever…など

現実を知る 変化を起こすための実行プラン→スケジュールに書き込む→アラーム・リマインダーの機能を活用する→達成感

耳を傾ける 周りの人が褒めてくれる内容に注意をはらい、それを足がかりにする

綱渡りに備える 今日失業したらどうするか、何かを失ったらどうするかを自問し、どんな手が受けるかを考える→心の準備、恐怖の緩和

言い訳をやめる 言い訳をやめて「どうすればよかったか」を自問し記録しておく

居心地の悪い状況をつくる 片手で服を着る、食べたことのないメニューを注文する、知らない人に挨拶する—-脳は新しもの好きだから神経活動に好影響がある

何もしないのは何かをすること 待合室にいるとき、人や電車を待つとき、じっとして周囲に目を向け、自分がどう感じているか考える

リストを利用する 「やるべきリスト」を作成し週末に更新→前向きな気持ちになる

意志の力に頼らない やめたいことがあるなら、別の行動を起こし、それが無意識のうちに自動的にできるようになるまで何度でも繰り返す

30秒停止ボタン』を押す 30秒立ち止まることができればあらぬ方向へ進もうとする負の衝動にも対抗できる

感謝する 自己制御のひとつのカギは「感謝の心」

プランBを採用する ときにはプランAよりも効果的だったりする

充電する とにかく「寝ること」でも、睡眠が持つ復元パワーは脳から毒素を洗い流し、推論や問題解決、細部への目配りを改善する

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

いかがですか。自分にあうものから始めてみてはどうでしょう。エゴレジ力を高めれば、グリット力を高めるのに役立ちます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP